「オリーブの枝」作戦で犠牲のトルコ軍兵士、クルド語哀歌で見送られる
2018年02月11日付 Cumhuriyet 紙
トルコ国軍(TSK)がシリアのアフリーン郡で行った「オリーブの枝作戦」において、YPGの戦車への攻撃で犠牲となったフラト・カラジャ上級軍曹は、3000の人々が参列した葬儀で、涙のなか埋葬された。
ムシュ国立病院の遺体安置所から引き取られ、イェシルユルト町にある家に連れてこられたフラト・カラジャ上級軍曹の遺体を、遺族たちがクルド語哀歌で迎えた。ここでとられた葬儀の儀式で、犠牲となったカラジャ氏の親族の何人かが、気分を悪くした。肺がんを患っている母親のズィンメト・カラジャさんは、ストレッチャーに乗って彼女の息子の棺の隣に連れてこられた。
葬儀のあとフラト・カラジャ上級軍曹の遺体は、サーリフ・ムフリセ・チャーラヤン・ジャーミィに運ばれた。ここでの葬儀にはムシュ県知事のアズィーズ・ユルドゥルム氏、ビトリス県知事イスマイル・ウスタオール氏、AKPムシュ県選出議員メフメト・エミン・シュムシェキ氏、ビンギョル県第49代特殊旅団司令官准将エルスィン・アルタイ氏、アフリーン郡長フェヤト・アスヤ氏、軍関係者、公務員関係者、遺族などおおよそ3000人が参列した。
県の宗務庁ムフティのアレッティン・ボズクルト氏は、葬儀で行った説話で殉教理念の重要性について言及した。ムフティのボズクルト氏は、「殉教者たちのことを死人とは呼びません。反対に、彼らは強いのです。しかし、皆さんはわかっていません。アッラーの道において殺されることは、すべての罪が許されるということです。全能なる我々の神の奇跡により、また、預言者マホメットの素晴らしい使命により、この何世紀にもわたって我々のムスリムの同朋たち、軍人たち、警察たちは、彼らの目を見開いて、彼らの宗教のため、母国のため、名誉のためにその命をよろこんで差し出してきました。そして、またこの世界が終わるまで同じことを続けるでしょう。」と言った。
フラト・カラジャ上級軍曹の遺体は、昼の祈りに引き続いて行われた葬儀の祈りのあと、大きなトルコ国旗に包まれ、「アッラーアクバル」の声とともに、都市墓地に運ばれ、ひとびとの悲しみの涙のなか埋葬された。
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( 翻訳者:齊藤 楓 )
( 記事ID:44352 )