シリアで2011年以降続いている内戦を遠くから静観する姿勢をとってきた中国が、今後の経過に積極的に関与すると宣言した。
駐ダマスカス大使の齊前進は、中国がシリア・プロセスに積極的に関与する時が来たとし、「シリアにおける破壊的な衝突以降、中国がこの国の未来により積極的な役割を果たすべき時が来たと思っている。シリアの再建において、この国の合法的な政権と協同しながら日ごとに真摯に関与していこうと考えている」と述べた。
シリア内戦に関して国際的舞台ではロシアと行動を共にする中国は、他方でアメリカの反発を招かないようにしている。国連安全保障理事会でのシリアに関する7つの重要な決議では中華人民共和国は概して棄権票を投じ、ロシア・アメリカ間の決着に関与しない姿勢をとってきた。三大大国のなかで中国は、シリアに一切派兵をしない唯一の国となった。
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( 翻訳者:金戸 渉 )
( 記事ID:44363 )