アメリカ合衆国のレックス・テイラーソン国務長官の重要なアンカラ訪問で結成が決定された作業委員会について、どのように形作られ運用されるかに関するいくつかの詳細が首都のロビーで話題にされ始めた。
作業委員会は、両国間で問題となっている議題に着手することになり、両国から交代で外務省、内務省、法務省、参謀本部、情報機関からの担当者が参加する。作業委員会は、PKK、YPG、FETÖ、領事館問題、(ロシアから購入した対空ミサイル)S-400のような緊張をはらんだ問題を取り上げ、現在のところ3つとなることが明らかにされている。参加する担当者は、両国がそれぞれ決定する。
■団長はギュン氏とコーエン氏か?
両国の代表団の長を務める人物については、互いに通知すると見られている。ロビーでは、トルコ側にアフメト・ムフタル・ギュン外務次官補とアメリカ国務省のジョナサン・コーエン・ヨーロッパ・アジア担当次官補が団長を務めるのではと話されている。代表団の決定作業は遅くとも3月初頭には始動する計画で、来週にも開始されるのではとも主張されている。法務省や内務省の担当者とともに、情報機関が、 FETÖや領事館問題に関与することが期待されている。 PYD/YPG、PKK、S-400などの諸問題でも、外務省や参謀本部の担当者らとともに、情報機関の関連チームも対応にあたる。
■マンビジュに関するスケジュールを
会議では、まずトルコ政府が敏感さを示している(シリア北部の)マンビジュ(トルコ語名メンビチ)問題に着手されるとみられる。マンビジュに入ったYPGメンバーの帰還が予定表に組み込まれることに関する手だてが話し合われることが目指されている。両者に問題解決に向けた意志があることに注目が集められる一方、この意志が実質的なステップに変わるか否かは、これらの会議で明らかになると強調された。作業グループで進展が得られる場合に必要とみられるときには、両国の外相が再び一堂に会する点も主張された。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:44388 )