ヴィザなしEUの条件は「テロ対策法の緩和」
2018年02月16日付 Cumhuriyet 紙


EU外相らは、トルコに対する「ヴィザ自由化」には「テロ対策法」の緩和が要件であると強調。会議では「オリーブの枝作戦」についても議論された。

トルコのオメル・チェリキEU担当相は、「ヴィザ自由化」実現のためにEUから対応を要求された72個の基準について、トルコは、改革が見込まれていた取り組みを完了させたと2月7日に発言していた。

■「トルコ政府からいくつかのサインが出ている」

独Welle紙の報道によれば、ブルガリアの首都ソフィアで開催されたEU非公式EU外相会合にてトルコに対する「ヴィザ自由化」問題が議論された。

チェリキEU担当相も出席したこの会合では、トルコ国民のEU諸国への「ヴィザ自由化」実現のためには「テロ対策法」緩和が条件づけられた。また、ベルギーのディディエ・レインデルス外務大臣が行った発表では、「トルコがテロ対策法をEU評価基準に適した形で運用すれば、ヴィザ簡素化問題に進捗があるだろう」と述べた。

EU拡大担当委員であるヨハネス・ハーン委員は、トルコから送られた文書がEU委員会によって詳細検討されたことを明らかにし「トルコは、欧州がトルコにとって最も信頼のおける隣人であることを原則的によく知っており、よい関係は彼らの最善の利益になる」と述べた。トルコ政府からもサインが出ていると話すハーン委員は、しかしながら法の支配に関して、状況はまだ不十分であると述べた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:44400 )