インドネシア人留学生を驚かせたことは・・求婚3回
2018年02月22日付 Cumhuriyet 紙
5年前にインドネシアからカイセリに留学に来たエルジエス大学4年生のインダハ・トリヤナさん(23) は、街で3度も求婚を受けたとし、「トルコには勉強に来ました。でも次々に求婚されて驚きました。そのうちの一回は、私の隣に来て座った高齢の男性からでした。男性は急に私のほうを向いて、『私の妻になりたくないか』と言ったのでとても驚きました」と話した。
エルジエス大学工学部化学科4年のインダハ・トリヤナさんがトルコに来た理由は、トルコでの教育がヨーロッパに比べて安価だからだ。トリヤナさんは、「トルコに来る前に調べたところ、ヨーロッパよりも金銭面で安価だということが分かった。また、トルコの中でカイセリを選んだ理由も、生活費が抑えられるからだった」と言う。トリヤナさんはカイセリで翻訳の仕事もしているとし、「奨学金もなく、一人で生活しているので週末は働いている。家庭教師としてトルコ人学生に、英語、物理、化学といった教科を教えている。また、翻訳の仕事もしている」と話した。
■ずっとチャイばかり
トルコの食文化に慣れるのが大変だったというトリヤナさんは、「母国とトルコの食文化は大きく違う。インドネシアではココナッツミルクをよく飲むのだが、トルコにはない。ここでは朝にパンを食べるが、インドネシアの食文化にパンはなく、3食すべて米を食べる。トルコに来て1年目はとても大変だった。トルコ人は常にチャイを飲むが、これにはなかなか慣れなかった。インドネシアでもチャイはよく飲まれるが、トルコ人は1日10杯飲む日もあるので驚いた」と話し た。
■妻になってくれませんか
(求婚という、)カイセリでの記憶に残る出来事について語ったトリヤナさんは、「カイセリでは、何度も求婚を受けたが、ずっと笑顔で退けてきた。全く異なる3人の男性から、求婚を受けた。ある時は公園のベンチに座っていると、一人の女性が、息子が大学の工学科で勉強しているといい、彼と結婚したいかどうか聞いてきた」と言った。トリヤナさんの母親は、トリヤナさんがトルコ人男性と結婚することを歓迎しておらず、「トルコ人男性が私と結婚したがっている、と母に言ったが認めてくれなかった。もう5年も母国に帰っていないので、もし私がここで結婚したら、二度とインドネシアには戻らないのではないか、と母は危惧している」と言った。
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( 翻訳者:章 由実 )
( 記事ID:44417 )