オランダ、エルジエス山で開催の世界スノーボート選手権に不参加―政治的理由?
2018年02月27日付 Hurriyet 紙
エルジエス山のスキー場で3月3日に開催が予定されている世界スノーボードスキーカップに、韓国とオランダが参加しないことが明らかとなった。先日、いわゆるアルメニア虐殺を(虐殺だと)認定したオランダのこの決定には、両国間の政治的な緊迫状態が影響していると述べられた。
FSI(国際スキー連盟)が主催する世界で最も重要なスノーボードレース、FISスノーボード・ワールドカップが、今年3回目となるエルジエス山で開催される。トルコスキー連盟の支援を受け、カイセリ広域市とエルジエス社によって運営される巨大組織には、デヴェリカプで、17か国97人のスポーツ選手が参加する。昨年は、女子はロシア代表のアレーナ・ザヴァルズナ選手、男子はブルガリア代表のラドスラヴ・ヤンコフ選手が、クリスタルトロフィーの持ち主となった。昨年、エルジエス山で、入賞を果たせなかったチェコ女子スキー代表のエステル・レデツカ選手は、現在韓国で開催されている冬季オリンピックで、アルペンスキーとスノーボード両方の競技で金メダルを獲得した。レデツカ選手がこの気迫で、女子の最も高い表彰台に上るため、エルジエス山でのワールドカップにおいてライバルたちをかなり苦戦させるであろうと予測されている。
■オランダは最終段階で不参加を決定
韓国とオランダは最終段階になって、競技への不参加を国際スキー連盟に通達した。韓国は、冬季オリンピック開催国であること、オランダもまた、韓国でのオリンピックとエルジエス山へのアクセスの問題を不参加の理由としているという。オランダの不参加の決定には二国間の政治的な緊迫状態と、いわゆるアルメニア虐殺決定の認定が影響していることが明らかとなった。
エルジエス山での競技に参加予定の国およびスポーツ選手(男女)の数は以下の通りである。
オランダ(不参加)、韓国(不参加)、オーストリア(14)、カナダ(9)、ブルガリア(2)、中国(4)、チェコ(2)、フランス(1)、ドイツ(11)、イタリア(9)、日本(6)、ジョージア(1)、イラン(2)、ポーランド(4)、ロシア(15)、スロベニア(4)、スイス(7)、トルコ(2)、アメリカ(4)
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:44427 )