ガーズィアンテプ県のカルカムシュ国境ゲートを抜け、厳重に警護されながらジャラブルスに移動する…。
アンカラ産業会議所の招きで我々はジャラブルスへ向かった。ヌレッティン・オズデビル会頭は、ジャラブルスとの物流ライン形成のために尽力していた。3月8日には女性と子どもたちにプレゼントも用意してくれた。
ジャラブルスは2016年9月に始まり2か月続いた作戦の結果、イスラム国(IS)の支配から解放された。過去16か月で人口は2000程にまで落ち込んでいたが、居住区域を改めて「生活可能な環境」にするために工事が始まっていた。ではこの工事とはどんなものなのか?この問いに答えるべく我々はジャラブルスに築かれた安全地域にある人道支援調整センターへ向かった。
ガーズィアンテプ県副知事ヤシャル・アクサンヤルが説明してくれた。「ジャラブルスでは900件ほどの新たな建物の工事が行われています。去年9月に地域議会が開設されました。次いで警察組織、司法裁判所が設置されました。現在ジャラブルスには600人の地元の警察官、 200名のコマンド部隊員、3000名の兵士、さらに民間コンサルタント350名が活動しています。1000人を収容できる病院ではなんと3000名近い新生児が生まれました。」
ジャラブルスの人口は都市中央に暮らす市民5万人を始めとして全体で20万人に達した。トルコから帰ってくるシリア人の数は5万8千人である。
■自動車爆弾テロ
ジャラブルスでは「生活の正常化及び支援活動」モデルが実行されている。ただ市民の生活が完全に正常化したとは言い難い...。なぜならば我々は昨日、帰る途中で自動車爆弾テロにあったからだ。8名が命を落とした。
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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:44466 )