ウードゥル・イスタンブル間路線を運行するバスで母親、祖父と一緒に旅行をしていた10歳の小学生の女の子が眠っている間に、添乗員が乱暴をしたことが明らかになった。被害者の女の子の訴えによって容疑のジハト・T（24歳）が逮捕された。

学期休暇のため母親と祖父と一緒にウードゥルの親戚の元に行っていた小学校四年生のE.Aちゃんは、休暇からの帰りに家族と乗車していたイスタンブル行きのバスで既婚と判明している添乗員の乱暴に遭った。少女の訴えによって容疑の添乗員は逮捕されて拘置所に置かれた。

■母親は祖父の側に行って座った

ヴァタン紙のチャーダシュ・ウルスの伝えるところによると、2月6日に34ER1500のナンバープレートが付いたメトロ・トゥーリズム社のバスで頭を抱えたくなるような事件が生じた。添乗員の乱暴に遭ったとE.Aは証言し、「乗車したバスで祖父は5番の番号の座席に、母と私も25-26番の座席に隣り合って座っていました。祖父は長い間私たちと離れていたので母は祖父の側に行って暫く隣に座っていました。私もTVを少し見た後で眠りました。」

「目が覚めると青いシャツにジハト・Tと書かれた、チャイとコーヒーを配る人の手が私の胸にあるのを見ました。私の恥部に触れようとしたときに完全に目が覚めました。私が目覚めると『眠れ』といって私に注意しました。私が眠っているとき足は窓ガラス側にありました。私の頭は通路側の枕の上でした。その人は私の傍に座りました。私は気持ち悪いので隣の座席に移りました。その人はもう一度私の傍にやってきて座りこみました。私に「お父さんはどこだい、お母さんには恋人はいるのかい」といった質問をしてきました。「君の家を訪ねよう」と言いました。

■「キスして、気に入ったかい、と言った」

「私が座っていると恥部を触って、『気に入ったかい？』と言った。私も『いいえ』というと頬、唇の周りにキスしました。私に『僕を悲しませているよ』 と言いました。その後でその人は私から離れて行ってしまいました。私は怖くてその時母に何も言う事ができませんでした。家に帰ってきた後で、 叔母さんが『なんで沈んでいるの』と尋ねました。私も事件をこのように説明しました。それを受けて私の家族も事態をあなたたちに伝えたのです」と話した。

■「服をタイツの中に入れようとした」

　告訴人の証言によって容疑者のジハト・Tは逮捕された。証言でE.Aが自分のことを誤解していると弁解する容疑者は、告訴人のお腹から胸にかけてが露わになってしまっていたのを見て上着を直してコートをかけたと主張して、「私の手が被害者の体に触れてしまったようだ。しかしこれは被害者の服を整えるためだった。私は被害者の服をタイツの中に入れようとした。被害者も恐らく私をこのことで誤解したのだ。私は被害者が小さな女の子で、女の子供がいないので愛情を抱いてしまい頬をお兄さんのようにキスした」と話した。

証言の後でチェルケズキョイ簡易刑事裁判所に移送されたジハト・Tは、「子供への性的暴行」の罪状で逮捕されて拘置所に留置された。

■「家族は訴えを退けろと苦しめられている」

問題に関してヴァタン紙に話した被害者の少女の弁護士のビヒテル.M.メケレジ氏とウウル・デュンダル氏は、性的暴行事件は最近異常なほど増加していると述べ、「この事件もメトロ・トゥーリズム会社の添乗員として働く者が10歳の少女へ、道中に性的暴行をはたらき、証言でこの事態の殆どを認めました。被害者の心は、起こったこの恥ずべき事件のせいでひどく傷つき、同時に被害者の家族は、容疑者の家族が訴えを退けるよう求めて苦しんでいます」と話した。

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（ 翻訳者:堀谷加佳留 ）
（ 記事ID:44490 )