ボル県ゲレデ郡で発生した玉突き交通事故で2名が死亡し、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の母方の叔父の息子とされるバイラム・アリ・ムトゥル氏(55)とほか3名が負傷した。アリ氏はアバント・イッゼト・バイサル大学教育研究病院でできる限りの治療を受けたが助からず死亡した。
わかっている情報では、国道D-100線カラビュク~ゲレデ区間でガソリンスタンドで給油した後、対向車線に進入したシャーイスマイル・コジャベイ氏(44)が運転する06 YH 120ナンバーの車両が、ボル県方面へ進行していたヴァヒト・ダル氏(44)の運転する25 LS 275ナンバーの車両と衝突した。さらに14 KG 210ナンバーの車両(運転手名未発表)が事故を起こした2台に衝突した。
この事故で、ヴァヒト・ダル氏の車両に同乗していたバイラム・アリ・ムトゥル氏、オメル・チャクル氏ともう一台の運転手であるシャーイスマイル・コジャベイ氏(44)、息子のエイメン・コジャベイくん(5)が負傷した。負傷者は事故現場に駆けつけた112救急隊に応急処置を受けた後、ゲレデとボルそれぞれの病院へ発送された。
この事故で重傷者として病院へ搬送された両運転手のシャーイスマイル・コジャベイ氏(44)、ヴァヒト・ダル氏は手を尽くされたものの命を落とした。
■党定例会からの帰路
ヴァヒト・ダル氏運転の車両に同乗していたバイラム・アリ・ムトゥル氏とオメル・チャクル氏は、公正発展党エルズルム支部のの第6回定例会に出席し、アンカラへ戻る途中に事故に遭遇したことがわかっている。また、事故で重傷として病院搬送されたバイラム・アリ・ムトゥル氏はレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の母方の従兄弟であったことも明らかになった。
■手術
バイラム・アリ・ムトゥル氏はアバント・イッゼト・バイサル大学病院で手術を受けた。
■ムスタファ・エルドアン氏が病院へ
事故のニュースを受けたエルドアン大統領の弟であるムスタファ・エルドアン氏をはじめ多数の親族も病院を訪れた。エルドアン大統領の近親者が病院で待機している間、ボル県のアイドゥン・バルシュ知事や、アラーッディン・ユルマズ・ボル市市長、公正発展党からはアリ・エルジョシュクン議員と、フェフミ・キュプジュ議員、ヌレッティン・ドアナイ県支部代表議員も病院を訪れた。
■助からず逝去
DHA通信社の情報によれば、バイラム・アリ・ムトゥル氏は、治療を受けていたアバント・イッゼト・バイサル大学教育研究病院での治療の甲斐なく、助からず逝去した。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:44507 )