トルコ国軍(TSK)は、自由シリア軍(ÖSO)の部隊を支援するため、1月20日に戦闘機72機による爆撃で「オリーブの枝」作戦を開始した。1月21日にキリス県ギュルババから地上部隊が進入したことによって、同作戦は空と地上から行われた。そして作戦の64日目、アフリーンを完全に制圧した。この作戦では49名が犠牲となり、約2,300平方メートルの地域からテロ組織PYD/PKKが一掃された。
■作戦は未だ終わらず
アフリーンを完全に制圧したことに関する最初の表明は、参謀総長フススィ・アカル大将が、一昨日の夜(23日)高等教育機構(YÖK)で行われた「トルコと世界の安全保障政策と教育」会議で発した。アカル参謀総長は、「定められたライン以西の地域には3から5の村が残されている」と述べた。
24時間を置かずして、TSKとÖSO部隊は、昨日(24日)の朝3~5の村も確保し、アフリーンを完全に掌握した。ラコ、ビュルビュル、シェイフ・ハディド、ジンデレス、シェラン、マバトルの各町とともに350以上の村と集落がTSKとÖSOの監視下に入った。TSKとÖSOは、アフリーン地域を完全に制圧し、アサド体制の支配下にあるアレッポ北西の郊外の町ヌブルとアル・ザフラアまで達した。
軍の情報筋は、アフリーンの完全掌握が作戦終了を意味するわけではないことを、特に強調した。優先されるのは、秩序と安全の確保だ。アフリーンでは、テロ組織と関係のない郡の要人らから郡議会が形成され、知事が任命される。郡の要人らと部族の意見も取り入れられ、警察部隊の結成が計画されている。警察部隊は1,000人から作られるとされており、トルコ治安部隊が訓練を行うことが明らかにされている。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:44545 )