自動車専用道、D-100道路、O-3道路…彼らはいつどこにでもいる。あらゆる対策にもかかわらず、「マカスチュ」らは、イスタンブルの町では悪夢であり続けている。
道路上で突然車線を変更して進んでいく人々は「マカスチュ」と呼ばれている。このようにして前進する車のドライバーが、事故を、そして死や怪我を招いている。対策が取られているが、マカスチュが止まることはない。イスタンブルのあらゆる場所で、昼夜を問わずいつでも交通のならず者と遭遇する。彼らのもたらす危険によって、他のドライバーは恐怖に満ちた時間を過ごさざるを得ない。時には、彼らは車線を変えながら競争している。さて、彼らのうち幾人かは監視カメラで撮影されている。
■罰金:236リラ
車線を変えて走行しているドライバーに対し「「交通を妨害し危険をもたらす形で車線を変更」した場合に236リラの罰金刑が科される。ドライバーらは、車線を変える人々に対する刑罰が十分ではないと述べている。
マカスチュの被害者であるというシャーヒン・ウズンヨルジュさんは「1990年にO-3道路で、車線を変更した車が突如私の前に飛び出した。事故を起こした。私は右半身麻痺の障害を負った。歩くのに車いすが必要だ。刑罰は十分ではない。懲役刑を与えるべき」と述べた。
サアデッティン・セルチュクさんは「彼らは自らの、そしてほかのドライバーらの命を危険にさらしている。このことに関する制度が整備される必要がある」と述べた。ヒュセイン・オズカンさんは、特にO-3道路で車の車線変更が多いとしたうえで「彼らは人命を危険にさらしている。この道でもよく彼らに遭遇する」と述べている。
■「安い命などない」
女性ドライバーらも、車線を変更するドライバーについて苦情を述べている。ネバハト・カナトルさんは「道路でよくそのような人に遭遇する。刑罰は十分でない。自分の命のことを考えずに、さらには他人の命をも危険にさらしている」と言った。ジャンス・カラマンさんは「スピードが速すぎてナンバープレートさえ見ることができない。彼らのやることは間違っている。安い命などない」と述べた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:44777 )