ワールドカップ・イラン・スペイン対戦、イラン人観光客トルコで応援
2018年06月21日付 Hurriyet 紙


イランのマシュハド市にあるカフェではイラン対スペイン戦の観戦が間接的に禁止された。一方、休暇をトルコで過ごすイラン人観光客は、スペインと戦うイラン代表を応援し続けた。

イランのエンテクハブのニュースサイトによると、マシュハド市警による文書では市内にあるカフェは現地時間で22時(トルコ時間で20時30分)以降閉店となる。

ニュースでは、ロシアで開催中の2018FIFAワールドカップBグループのイラン対スペイン戦が始まる30分前にカフェが閉まるというこの決定は、試合を「公共の場で試合観戦出来ないようにする」ためであるとされている。

金曜日の試合ではイランはモロッコに1対0で勝利し、その試合はマシュハドのカフェで見ることができ、サポーターが勝利に喜ぶ姿がソーシャルメディアを介して共有された。

マシュハド市は、地方自治体がイラン政府と異なり非常に保守的な決定を下すことで知られている。

■「ヴァン市」での90分間の応援

休暇をとりヴァン市で試合を観戦したイラン人観光客はワールドカップイラン対スペイン戦に熱狂した。開始時間の数分前にホテルのロビーに陣取ったイラン人たちは、試合開始とともに90分間応援をした。

試合後半には相手のゴールによってイラン人サポーターは大きな悲しみに包まれたが、試合後も母国チームへの声援は続いた。

イラン人観光客のイルファン・ハシミ氏は、アナトリア通信特派員に毎年休暇にはヴァン市に来ており、今年もまたヴァン市からワールドカップの応援をしていると答えた。

■我々は優勝を願っている

イランと他国で活躍するすべてのイラン人のチームを応援すると語ったハシミ氏は「今日は誰もがイラン代表の勝利を望んでいた。我が国が今年のワールドカップを制することをとても期待している。我々の魂は常に我々の代表のとなりにある」と話した。

同じくイラン人のメヘディ・ハキ氏はイラン代表が敗北したことに大きな悲しみの感情を表し「我々の代表が今日敗北したとしても、Bグループを抜け出すと信じている。我が国を常に応援し続けるだろう。優勝することを願っている」と話をした。

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( 翻訳者:本岡篤也 )
( 記事ID:44962 )