ディヤルバクル県の民営部門で働く大学院生ハカン・ギュゼルソイさん(28歳)は、金納兵役のための資金を確保するために牛と羊を売りに出した。銀行から融資を受けられなかったと述べたギュゼルソイさんは、家畜を売りに出すことをSNS上で公表した。ギュゼルソイが売りに出した家畜の中には、子羊、牛、鶏がいる。
中心部スル郡バープナル村で暮らすハカン・ギュゼルソイは、金納兵役のため支払いを要する資金を確保する目的で家畜を売りに出した。政治学と行政学の分野で4年制大学を卒業したギュゼルソイさんは、2015年に始まった大学院課程の最終学年に金納兵役の法律が出たことで僅かであるが安心した。兵役を金納で行うことを望んだギュゼルソイさんは、融資を受ける機会がなかったため、資金を確保するために別の解決法を見つけた。子供の頃から職業として行ってきた牧夫業で世話をしてきた家畜を売りに出すことを決意した。状況を家族に説明したギュゼルソイさんは、了解を得ると、家畜を売りに出したことをSNS上で公表した。
■家畜を売りに出した
家畜を売りに出したギュゼルソイさんは、選挙前には金納兵役に関する議論が行われ、現在はというと、問題が委員会で議論されていると述べて、 「年齢、金額、兵籍の期間に関して、私が勤務している民間部門で現在融資を受けとしても、1万5千リラ(1リラは約23円)を確保することはとても難しいだろう。融資を受ける場合、これを返済することも不可能である。不可能というのは、大げさかもしれないが、困難となろう。そのため、この問題を解決するためには、誰かから借金をするか、別の方法を見つけるかしかないだろう。融資を受けたとしても返済で問題が起こるだろう。止むなく週末は村で牧夫をしている。小学生の頃からやってきた。週末は動物たちに携わっている。この金納兵役の資金を確保するための最短の方法の一つは、家畜を売ることであると考えた。現在、8頭の子羊がいて、牛、鶏もいる。1万5千リラを確保するまで少しずつこれを行う。SNSを筆頭に友人や親戚にもこれを知らせた。多くの通信手段の中にあるSNSも共有している。情報が広まり、別の多くの人びとと知り合うためにSNSを通じて試みを行っている」と述べた。
ギュゼルソイさんは、SNSのアカウントから、「金納兵役は、1万5千リラと公表された。私は、所有している家畜を売る。金納兵役のために家畜は売り出し中である」というメモを共有していると見られている。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:45108 )