自然学校という構想は、生態学者アブドルホセインワッハーブザーデ氏によっておそらくイランで初めて提案された。
自然学校は、子供達や若者が自分たちの故郷を愛することができるように、自然と交わり、自然に慣れ、自然の秘密と共存のための知識を身に着ける手助けをすることを目指している。
この自然学校の中で子供は五感を用い、自発的に集団生活を通じて自然に触れる。ある統計によると、イランでは70の自然学校が活動しており、さらにテヘラン州のダマーヴァンド自然学校は活動を開始してからおよそ2年が経つ。
ダマーヴァンド自然学校の校長であるアシュラフ・アミーニ―氏曰く、「本校の活動開始時、およそ2500人の子供や若者たちから問い合わせがありました。自然学校という空間は、子供たちが運動感覚や平衡感覚を養うところです。」
彼によると、「ダマーヴァンド校には様々な活動があります。農業、ナン製、動物の世話、図書館などです。子どもたちは、農業で忍耐や辛抱を学び、植物がどう生長していくかを経験します。ナン製造では、子供たちはナンの生産過程を学び、さらに動物部門では、子供たちは動物への餌やりに関係のある活動に親しみます。もし子供たちが動物を怖がったり、嫌悪したりしても、定められた接触においてこの問題はおおよそ解決します。学校の指導員は子ども達を様々な活動の中で、遠くから見守り、もしなにか問題があれば両親や学校関係者に知らせます。」
アミーニ―氏は指導員についてこう語る。「大部分の自然学校の指導員は、環境学や児童心理学、そして美術に精通し、そしてなにより子供のために働くのが好きなのです。彼らはこの仕事のために必ず一定の訓練を受けています。」
彼はさらに自然学校のほかの活動についても言及している。「ブランコ、丸太小屋、様々なはしご、子供たちの工作、砂遊び、自然のものを用いたお絵描きなどが、この学校の別の活動です。」
アミーニ―氏は、学校の図書館に言及し説明している。「指導員たちは、質問を受け付ける形で子どもを見守る一方で、子ども達が自分で答えにたどり着けるように促すのです。子どもたちは図書館の方に導かれます。そこで様々な情報源、特に百科事典を用いて答えを見つけ出せるように。」
氏は自然学校の方針について以下のように述べる。「自然学校という組織は、子ども達に指図することを控えています。訓練を受けたコーチや指導員たちは遠くから子ども達を見守り、必要な時にだけ手を出す。子ども達は集団の遊びの中で、話し合いに参加し、口論し、問題解決の考えに至るのです。そしてそれは子供の知能向上を促します。私たちは自然学校の中で直接的な教育は行わないようにしています。」
ダマーヴァンド自然学校校長は、子供たちがこの学校にいる時間について述べる。「自然学校への参加時間は、個人・集団の形に合わせなければなりません。大抵はこの学校の活動期間は数日になります。」
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( 翻訳者:S.A )
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