温室栽培の普及がウルミエ湖渇水危機の解決策
2018年06月01日付 Hamshahri 紙


西アーザルバーイージャーン州農業局長官は、州の428ヘクタール以上の面積を有する7つの農業専用地の活動に関して次のように報告した。「同州の7か所の温室栽培集合地の活動と譲渡の完了によって、同州域に住む2809人以上が従事することになる。」

 イラン学生通信の報告によると、エスマイール・キャリームザーデ氏は、農業都市会社理事長と専務取締役が出席する中、同州農業ジハード省第一棟会議室で開催された州の農業地域拡張調査会議で、州内で物理的進歩の点で様々な規模の農業専用地として18か所が形成されたと説明し、次のように述べた。「これらの専用産業地は10ヶ所の温室栽培集合地、6ヶ所漁業集合地、2ヶ所の畜産業集合地から成る。」

 キャリームザーデ氏は、西アーザルバーイージャーン州の温室栽培拡大プロセスが温室集合地のインフラ整備により難しくなると言い、以下のように述べた。「この地域が寒冷地であること、家畜が近所でエネルギー源と燃料を利用するという懸念は、この州の温室を設置するうえで我々が直面する最も基本的な問題の一つである。」

 彼は指摘した。西アーザルバーイージャーン州は、数字の点からはイランの農業専用地の8%、面積の点からは14%を占めてきたが、7ヶ所の温室栽培集合地の完成によってこの州はイランの温室栽培従事者の18%を占めることになるだろう。」

 キャリームザーデ氏は州の85ヶ所の個人経営の温室栽培に言及し、次のように指摘した。「現在815ヘクタールあるマーク―の自由地区において新しい8地区が承認されているが、それは温室栽培による生産物を8万9600トンと予想することで総計13億5900万リヤールの予算計上が必要とされる。」

 彼はこう続けた。「国の現状を考慮すると、農業ジハード省の戦略の一つは、国の様々な地域における季節ごとの生産の増加と安定のために集合した耕地を保護することである。」

 キャリームザーデ氏は一つの温室単位での栽培方法改善見直しの必要性を強調し、述べた。「温室栽培の普及は、作物の品質向上と水資源の消費削減に影響を与えうる。同州の農業分野に従事する人々の就業数を考慮し、現在、インフラ整備が準備段階にある西アーザルバーイージャーン州におけるこの分野の開発を我々は見届けなければならない。」

 西アーザルバーイージャーン州農業ジハード省所長は、この州の温室栽培地普及の重要性を強調し、ウルミエ湖の危機的状況を考慮して述べた。「政府は農業分野における生産物の品質向上と水資源の消費削減のために温室栽培の投資希望者を優遇しており、温室栽培の普及がウルミエ湖渇水危機の解決策だと見なされている。」

 彼は水資源と土壌の保護を目的とした政府の温室栽培保護を主張し、次のように続けた。「このため、温室栽培地の投資希望者たちは承認、集計されるべきであり、設備への予算割り当てと温室栽培認可における障害は排除されなければならない。」

 彼は、収穫物の品質向上と地域ごとの生産量の増加、農業分野における雇用機会の創出、生産物の輸出目標達成、耕作地の集中化、年間の一種類以上の作物の生産、災害や病気の減少、生産に必要な物の消費や諸費用の削減を、温室栽培のその他の利点として述べた。

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( 翻訳者:K.S. )
( 記事ID:45260 )