10月29日開港イスタンブル新空港へのバス路線、発表
2018年09月01日付 Hurriyet 紙
10月29日に開港するイスタンブル新空港と市内18箇所をつなぐ、荷物スペースつきバス路線の価格が発表された。最も高額で距離も長かったのは、ペンディク線で30リラ。また、最も便数の多い路線はイェニカプ-スィルケジ線の18リラとなる。
開港後、第一段階ではタクシー660台、イスタンブール市営交通(İETT)のバス38台による乗客輸送が見込まれている新空港で、荷物スペースつきで手厚いサービスを受けられるリムジンバスも交通ネットワークの仲間入りをする。İETT交通サービス本社が9月4日に実施する入札を勝ち取った会社が今後10年にわたりイスタンブル市内で運航することになる18路線、150台で新空港に旅客輸送を行う。
■バスの乗客は、1日は7万5000人
イスタンブル市内の多くの地点から新航空へ行くことができる。地下鉄各駅からもバス路線が設置される。荷物スペースつきのリムジンバスは、1日に7万5000人の旅客輸送が見込まれ、運賃は路線状況に応じて12~30リラとなる予定である。6歳以下は無料。
配備車両数が最も多いのは空港から50キロメートルのイェニカプ-スィルケジ線となる。同路線では11分に1本が運行し、車両23台が使われる。この路線の運賃は18リラ。
また運賃が最も高いのはペンディク郡からの路線となる。この路線は5台の車両で運行する。空港まで93キロメートルのペンディク線の運賃は30リラとなる。
ほかの路線は、ベイリクドゥズの複合施設TÜYAP、長距離バスターミナル、バクルキョイ、ベシクタシュ、アリベイキョイ長距離バスターミナル、カドゥキョイ、ハジュオスマン、テペウストゥ、アルナヴトキョイ、ケメルブルガズ、サルイェル、バシャクシェヒル、バフチェシェヒル、地下鉄マフムトベイ駅、ハルカル、そしてメジディエキョイから運行する見込みである。なかには10分に1本出発する路線もある。
入札を勝ち取った両会社の車両は10月25日に整備が完了し、29日には運行を開始する見込み。荷物スペース付きリムジンバスは100台がシングルタイプで最低46座席、最大で50台は35座席定員のキャパシティを擁する。また製造後5年が経過している車両は運行しない。
■バス車両にはカメラ積載
バス車両にはカメラが搭載される。ドライバーが簡単に手の届く場所にプッシュプル緊急ボタンが取り付けられ、このボタンを押すとアラームが鳴り、瞬時にカメラ映像がコントロール・センターに転送される。
ドライバーの頭上カメラには音声録音機能が搭載される。カメラの映像は車両に保存されるため、録画機材も車内に設置される。最低30日間の映像が保存される。また車両には集金機も設置される。そのほか、各座席にはマルチメディアサービス(MP3再生、テレビ、ビデオ)可能なタッチパネル式液晶ディスプレイが導入される。
医師、警察関係者、自治体の警官・検査員が、第三者からの加害行為を受けたり、喧嘩に巻き込まれたり、暴力をふるわれた場合には、それが診断書か録画映像で実証された場合に限り、サービス業者にイスタンブル・カード2000点分(5200リラ)の罰金が科される。再犯の場合は3000点分(7800リラ)が適用される。それがドライバーだった場合は、無期限に公共交通車両の運転資格を剥奪される。
■ 地下鉄についての最新情報
ガイレッテペ~新空港を結ぶ地下鉄は2019年末に完成予定。27キロメートルからなり6駅が予定されるハルカリ~新空港線は2020年末に開通予定となっている。
■ 入札価格は4億6800万リラ
公共交通を行うための、路線リース業務入札の見積もり価格は、消費税込み4億6800万リラであり、また入札に買った企業に対し、どのように支払いが行われるかも明らかにされた。それによれば、契約価格のうち、電子チケット分の20%の金額は契約締結日の翌月から均等に5か月間に分割して支払われる。残りの80%は120分割で毎月均等に支払われる。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:45318 )