オスマン帝国大宰相ネヴシェヒルリ・ダマト・イブラヒム・パシャの9代目と10代目の孫であると15名の人物が主張していたが更に11人がワクフ総局に対し訴訟を起こした。
彼らは自分がネヴシェヒルリ・ダマト・イブラヒム・パシャの9代目と10代目の孫であると証明してほしいと希望した。名前はシェリフェ・ウルキュ・ウヤル、アリ・シェンカナト、ネザハト・カイラ・シェンカナト、ブルハン・カラギョズ、プナル・カラギョズ、デフィネ・シェンクル、デニズ・シェンクル、イルギ・ウナル、イルケ・デュンダル、オズゲ・アクコユンル、シュレイマン・カラギョズで、彼らは、オスマン帝国歴代大宰相の1人ネヴシェヒルリ・ダマト・イブラヒム・パシャの息子ゲンチ・メフメト・パシャの孫であるヒュセイン・ヒルミの娘、ミュニュレの子孫であると主張している。
彼らがネヴシェヒルリ・ダマト・イブラヒム・パシャの血を受け継いでいると申し立てた、弁護士のアヴカト・ディデム・カゼル氏は「依頼人は寄進(ワクフ)設定者(ネヴシェヒルリ・ダマト・イブラヒム・パシャ)の後継者であります。2013年1月19日付けで法律が変わり、戸籍証明で血のつながりを証明するのを充分とみなすシステムはなくなり、正当な子孫であると証明するために申し立てを行う義務が生じたのです。
両親がワクフ設定者の子孫として証明されていればこの法律が変わる前には戸籍証明の提出をもってワクフ受益者であると受理されていたのですが、法律が変わったことで全てのワクフ受益者が裁判所の判決によって正式に認められることになりました。そのため我々の申し立てが認められるように判決が下されることを望みます」と申し立てた。11名の原告は大宰相の血を引いていることを裁判官達の面前で証明されれば、ワクフ収入から一定の割合で収入を得る権利を持つことになる。
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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:45335 )