ドイツのハイコ・マース外務大臣は、トルコとEUの関係正常化に関心があるとし、トルコ訪問はその手始めとなり、トルコ政府がEUの重要な戦略パートナーであることは、全加盟国にとって否定しようのないことだと述べた。
ハイコ・マース外務大臣は、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙の取材に対し、トルコとEUの関係正常化に関心があると話し、トルコ訪問はその手始めになると述べた。
「トルコのEU加盟交渉において、EU本部で、何か加速させるような意図はお持ちですか?」との質問に対し、マース外務大臣は、将来的に関係がどうなるかは、トルコでの展開しだいだと強調し、「トルコ政府がEUの重要な戦略パートナーであることは、全加盟国にとって否定しようのないことだ」と評した。
マース外務大臣は、トルコと再度、建設的な会合を行い、それらの会合では、トルコに対する批判的な問題も堂々と述べられる必要があるとしたが、一方で、この種の会合では喫緊にはシリア問題等の別の課題が先決であることも明らかにした。
目下、シリアの人々の未来に専念していると述べたマース外務大臣は、この問題ではロシアが重要ファクターだが、トルコも一定の役割を担うことができるだろうと述べた。シリアでの人道危機を防ぐことができないことは痛ましいと述べたマース外務大臣は、イドリブで大きな悲劇が起きぬよう、手厚い外交努力が行われていると述べた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:45349 )