トルコ人男性の内縁第二妻となったシリア人女性の悲劇
2018年09月19日付 Milliyet 紙


結婚を救いだと考えたシリア人女性の一人サファ・エルメンディルさんの人生は、あるトルコ人男性の二番目の妻となったことで悪夢と化した。

サファ・エルメンディルさんはまだ三十二歳で二児の母である。五年前、夫をシリア内戦で失っている。その直後には父と二人の男兄弟までも失った。トルコへ逃げてきたエルメンディルさんの最初の滞在場所は、レイハンルにあるバハッティン・ユルドゥズ記念孤児院であった。

そこで彼女は乳がんであることを知った。しかし、彼女はそこで治療を受け、完治した。すべてがうまくいっていたので、孤児院を離れて二人の子とともにイスタンブールのファーティヒ区にあるダマスカス孤児協会にやってきた。

■二番目の妻となることを受け入れた。

協会にいたある職員が彼女に、当時、四十六歳のレジェプ・イェテル氏について話した。職員はレジェプ氏が敬虔なムスリムであることや、結婚したがっていることを伝えた。結婚を救済だと思ったエルメンディルさんは第二の妻となることを受け入れ、イェテル氏との生活を始めた。この若い女性は、そのあと彼女が経験した悪夢を小紙に次のように話している。

『私は子供たちの将来のために彼の結婚願望を受け入れたわ。彼らの家が欲しかったの。行く先もなかったから。それから彼は私と子供たちを、彼の正妻がいる家ではなくエセンユルトにある別の借家に連れて行った。十歳だった娘を寄宿制のコーラン学校に行かせたの。彼は十日に一回うちに来た。一緒にいた間(十か月)にも彼は私に三度暴力をふるったわ。ひどく殴ったの。そして二回強制的に中絶させた。私は行く当てがなかったから彼のやることに目をつぶったわ。私と結婚した後でさえも、彼は三人目の妻としてレイハンルから連れてきた二十四歳の独身のシリア人女と結婚したの。二か月前も私の妊娠が発覚したの。現在二か月半の妊婦よ。妊娠してからこの男は私を家から追い出した。彼は「その子は俺の子じゃない。」と言うのよ。私を離縁したわ。私は二人の子供と家なしになったわ。』

■「男たちは彼女を傷つけた。」

サファさんとレジェプ・イェテル氏を知り合わせたH.T氏は、「シリアの人々に救いの人々に救いの手を差し伸べる組織は、サファさんのイスタンブールにある家の家賃を払っていた。サファさんのこの家には、いろいろな男たちが訪れていた。レジェプ・イェテル氏はシリア人女性と結婚したかったので、私は彼女と知り合わせた。そして彼らは出会って二日目には結婚した。」と言った。

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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:45406 )