エルドアン大統領ハンガリー訪問、ギュルババ廟で開所式
2018年10月10日付 Hurriyet 紙
タイイプ・エルドアン大統領は、ハンガリーでの外交において昨日ヴィクトル・オルバーン首相と共にギュルババ廟の開所式に参加した。エルドアン大統領は、ターバンにバラ(Gül)をつけていたためにこのように呼ばれたベクターシー教団のギュルババが477年前に亡くなったことを述べ、次のように続けた。
「誠実、勇気、公正、自己犠牲、尊敬と愛と共鳴していたギュルババは、過去よりも現在や未来に関連している。ギュルババは我々のもとに存在しないが、名前と共に、記憶と共に、叡智と共にここに眠っている。ギュルババは、トルコとハンガリーで集めた敬意、愛と共にバラの中で眠り、この美しい庭で今日まで真実の柱であり続けている。神の思し召しがあれば、次世代でもギュルババの精神遺産と共に2カ国間の友好関係は継続し続ける。地域的平和と安定性を揺るがす脅威が増加する時代に協力し合うことが、とても大きな重要性を持つことを私は信じている。宗教的、民族的、文化的違いを刺激しながら人々を貶めようとする者たちにはあえて、我々はギュルババの祝福された遺産を守ることによって、団結を訴えるだろう。」
■目標は50億ドル
エルドアン大統領はハンガリー訪問において首都ブダペストで参加したハンガリー・トルコビジネスフォーラムで、双方間貿易の目標額は50億ドルになることを述べた。エルドアン大統領は、次のように述べた。
「我々はハンガリーを外国としてみていない。我々には起源を中央アジアに持つという結びつきがある。我々の言語には共通する言葉、民謡、音楽、曲がある。2009年には約15億ドルであった双方間貿易額が、2017年には26億ドルに増加し、2018年の年始にはこれが18億ドルに到達した。現在の目標は50億ドルに到達することである。これはすべて双方において共通の目標である。この数値は実際に昨年最初の8カ月と比較して8%上昇に相当している。ただ貿易だけではなく、投資も日に日に増加している。ハンガリーの物流、観光、エネルギー、建設事業といった様々な部門において、我々の企業の投資が成されている。」
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( 翻訳者:森彩音 )
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