2兵士、凍死ートゥンジェリ
2018年10月27日付 Cumhuriyet 紙


トゥンジェリ県庁が、兵士2名の凍死を発表した。

トゥンジェリ県ナズミイェ郡の対PKK作戦において、悪天候の影響で兵士2名が死亡したことが発表された。トゥンジェリ県庁の発表は次のとおり。

「トゥンジェリ県軍警察司令部によりナズミイェ山岳地帯で実施された対テロ分子作戦において、悪天候の影響を受けたトルコ軍は、部分的に天候が回復した後、ヘリコプターで同地域から脱出した。
その際、低体温症の診断を受けた兵士は国立トゥンジェリ病院を受診したが、同病院での治療の甲斐なく殉職した。また、別の兵士についても治療継続中であると発表されていた。しかしこの兵士も長時間の治療が続けられたが、残念ながら助からず殉死した。
殉職者にはアッラーのご加護がありますよう。そしてご遺族には追悼の意を表し、国民にもお悔やみ申し上げる。本県内でのテロ分子発見およびそれらの無力化を目指す活動は、忍耐と決意のもとに継続される。」

■凍死した兵士はメルスィン出身

トゥンジェリ県ナズミイェ郡サルブダク地区で作戦からの帰還時に悪天候により凍死した軍警察チャヴシュ・フェッルフ・ディクメン軍曹の悲報は、メルスィン県スィリフケ郡イェシルオヴァジュク地区の家族に届いた。殉職したチャヴシュ軍曹は2年前、ビュシュラ・ディクメンさんと結婚し、6か月の息子エフェくんがいることがわかっている。

■殉職者ら、故郷へ帰る

殉職した兵士は夜半、エラズー県へ移送され、今朝、空港で葬送儀礼が執り行われた。セレモニーにはトゥンジェリ県トゥンジャイ・ソネル知事、エラズー県ムスタファ・ギュル副知事と軍関係者が出席した。

殉職者らの遺体が会場に運ばれ、その履歴が紹介されたのち、続いて礼拝が行われた。この葬儀でトゥンジェリ県のトゥンジャイ・ソネル知事は次のように挨拶した。

「我々は、ネズミの如く山々を逃げ回り、隠れ穴を探すテロリストどもを、一人残らず殲滅する。なぜなら、この国は簡単に手に入れられたものではないからだ。今一度、殉職者にアッラーのご加護を。彼らの魂が天国にあり、より高貴な場所にありますように。そしてご遺族、ご友人、国民にもアッラーから寛容さが与えますように。お悔やみを申し上げる。神よ、トルコの祖国、トルコ国民、トルコの一体性、そして我々の協調と信仰、トルコ国旗を台無しにしたいと考える連中に、この美しい国を狙いいろいろな野望をもつ裏切り者共に機会を与えませんように。今一度、殉職者の魂が天国にありますように。神よ、勇敢なるトルコ軍の足元に石を置かないでください」と述べた。この挨拶の後、殉職者の遺体はそれぞれの故郷であるメルスィンに旅だった。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:45642 )