サウジアラビア:「未来投資イニシアチブ」で契約25件成立、総額560億ドルに及ぶ(3)
2018年10月26日付 al-Hayat 紙
■「未来投資イニシアチブ」で契約25件成立、総額560億ドルに及ぶ
民営化プロジェクト
ムハンマド・ビン・ムズィード・トゥワイジュリー経済・企画大臣は「サウジアラビアの民間部門は熟成しており、強靭である。当国内での民営化プロジェクトに世界的な関心が寄せられている」と明らかにした。さらに、「我々は民間部門の本プロジェクト参画を駆り立てるような環境を提供するために尽力している。また、民営化に関してのあらゆる推測に応えること、プロジェクトの民間企業の参加水準を高めること、そして適切な法環境を創出するために全部門におけるガバナンスと透明性を強化に努めることに尽力しており、サウジ経済の経済成長は続いている」と付け加えた。
また、ロシア直接投資基金(RDIF)のキリル・デミトリエフ総裁(CEO)と多くの関係者が参加した「市場原理…民営化プロセスの実行に際して世界を席巻する経済モデルとは何か」と題する会議の中で、同大臣は次のように述べた。「我々は投資家層の要望と需要を知ることから本プロジェクトを始める。我々が着手する重要な最初のステップは、投資家層とプロジェクト関係者間での透明な原則の構築だ。この原則が民営化プロジェクトの開始にあたって根幹の要素となることを願っている。」「我々はあふれ出るアイディアをコントロールするため、投資家らと意思疎通の主要な場となる優秀な機関の設立に尽力した。そしてそれは投資家たちにとって、プロジェクト実行における政府機関と政府系諸組織のガバナンスのようなものにもなる。同様に、我々は我々と諸団体、組織、ビジョン2030の全てのプログラムを適切に行った。」
さらに、同大臣は「4部門で民営化プロジェクトの機会がある。それらは、今から2019年度第1四半期までに準備が整うだろう。現在、経済・企画省が労働市場と金融市場の政策のために市場能力を見極めている。」と述べ、「民営化プロジェクトの重要性、意義は各部門、特に輸出部門を刺激することにかかっている。そして、国家的な変革プログラムは、高い能力と柔軟性がある政府があることに関係しており、我々はこの民営化を成功させるために、特に法律や金融の専門家らを擁している」と強調した。
デミトリエフ総裁は「私が民営化モデルを成功させる。この民営化モデルはできる限り多くの競争力を確保することができ、能力と質の水準の向上を目の当たりにするだろう」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
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