アーモリー・ラーリージャニー司法府長官、競技場への女性の立ち入りをイスラーム法上の禁止事項と認めず(1)
2018年10月24日付 Hamshahri 紙

サーデグ・アーモリー・ラーリージャーニー司法府長官は、女性たちの競技場への立ち入りは元来イスラーム法上禁止ではないと主張し、「競技場への立ち入りや、スポーツ観戦は女性にも男性にも本来それ自体に問題はないが、別の要因から問題が生じる可能性がある。」と述べた。
ファールス通信によると、イスラーム法学者にしてイラン司法府長官のサーデグ・アーモリー・ラーリージャーニー師は、女性の権利の保護を望みながら適切なアプローチ方法を選んでいない者に不満を示し、このように表明した。「論理的、イスラーム法的に議論を展開することは可能であるにも関わらず、神の教えと対峙し、また不適切な方法でこの問題に介入している者たちがいる。」
彼はイスラーム法的な条件と倫理上という二つの必要条件を説明した。「他人が異性の肌を目にすることは合法ではない。これはイスラーム法の教えである。しかし、対象から観客席が十分距離が離れていれば、他人の身体を見るということには(イスラーム法に)適用されない可能性がある。これは技術的・イスラーム法的議論であり、この状況分析のためにイスラーム法学者と議論する余地はある。」
司法府長官は女性の競技場立ち入りに関する議論の中で、二番目の必要条件に言及し、このように付け加えた。「女性への不可侵性を守ることは必要であるが、競技場を取り巻く雰囲気が非道徳的である可能性がある。女性への不可侵性を侮辱するかもしれない空間にイスラーム教徒の女性が居ることは、イスラーム法的に適切ではない。」(以下続く)

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( 翻訳者:S.A. )
( 記事ID:45835 )