ザリーフ外相「欧州連合の決済システムは数日のうちに機能するだろう」(2)
2018年10月29日付 Hamshahri 紙

モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は以下のように続けた。「このような個人の短期的な利益を地域の安全より優先するような方法は、過去数十年間この地域で平穏な様子が見られない原因となっている。」

ザリーフ氏は記者団との会見における別の話題において、11月4日からの米国のイランに対する経済制裁の第2段階の実行とその影響と効果に関する質問に対し、以下のように述べた。「通常、諸制裁の影響は精神的なものである。我々はトランプ氏が包括的共同行動計画(JCPOA)から脱退したとき、いや、それより前からでさえ、つまりこのような決定をしていると発表した時から諸制裁の精神的影響を目撃してきたが、この諸制裁が有効になる11月4日に何か新しいことが起こるとは思わない。」

彼は、欧州連合が検討している決済システムが数日のうちに機能すると述べ、こう続けた。「もちろん、この決済システムが使えるようになるまでもう少し時間を要する可能性はある。」

ザリーフ外相は以下のように述べた。「アメリカの圧力や、彼らが経済制裁の全ての段階で行なった妨害のために、この措置の一部の遂行はより多くの時間を必要としている」

ザリーフ氏は、アメリカは国際舞台で孤立しており、この地域のいくつかの政権以外どんな国もこのアメリカの措置を擁護していないと言及した上で、以下のように述べた。「それ故に、これらの問題を考慮すると、アメリカの目論見が、経済制裁の経済的狙いでさえ果たされる可能性は非常に低く、この件における政治的狙いがより効果的になる可能性もきっとないだろう。」

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( 翻訳者:H.Y. )
( 記事ID:45842 )