兵役期間短縮?9か月有力
2018年12月07日付 Hurriyet 紙

兵役期間の短縮に向けたここのところの動きがひと段落した。フルスィ・アカル国防大臣が議長を務め、参謀総長のヤシャル・ギュレル大将、それに全ての軍司令官と副大臣が出席した会議で、新たな兵役制度の詳細が話し合われた。国防省は会議の写真とともに「兵役期間の短縮を含む新たな兵役システムの詳細が話し合われた」との談話を発表した。

■9ヶ月が有力

得られた情報によると、この会議ではTSK(トルコ国軍)が職業軍人で構成される軍への移行、そしてこのプロセスで必要とされる人員に関する、全司令部による調査が詳細な議題となった。計画では、現在長期は12ヶ月・短期は6ヶ月で運用されている兵役の義務は、全ての対象者について同じ期間で満了することになる。軍の内部では、兵役期間は長くて9ヶ月だと言われている。この枠内で、学歴を問わず全ての対象者が9ヶ月間の兵役に就くことになる。

■金納制も

軍内部では、兵役金納制を恒常的な形で導入する方向の代案も提案されている。「3ヶ月間の基礎兵役教育の後、対象者が一定の金銭的対価を支払い、残った兵役期間を全うしたと計算する」選択肢も含まれている。

■いくつかの職種については柔軟に

新しい兵役制度では、いくつかの職種については特別な運用がなされることが明らかにされている。この枠内では、教師、裁判官、医者、一部の学術領域に携わる人、そしてスポーツ選手について柔軟な運用がなされるということだ。これらのグループに当てはまる対象者は、彼らの職業人生・キャリアに影響が出ないように、兵役を適当な時期に移すことができる。例えば教師は、兵役期間の大部分を夏に集中させることができる。

■各省庁に諮問

国防省が新しい兵役制度に関する最終調整を行なった後、国庫財務省・家族社会政策省・労働社会保障省・国民教育省がそれを確認する。これらの省庁から寄せられた提案のうち重要なものが考慮され、再調整が行われる。この期間を経て法案が起案され、トルコ大国民議会で審議される。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:45871 )