大学助手殺害犯の供述明らかに「カンニングを見つかって…」
2019年01月04日付 Cumhuriyet 紙
殺されたジェレン・ダマルさん
アンカラのチャンカヤ大学法学部4年生の学生であるハサン・イスマイル・Hは、研究室で議論していた研究員のジェレン・ダマルさんに発砲し、刃物で刺した。ジェレン・ダマルさんは重傷を負い、救護隊は治療を行ったが死亡した。殺人の罪に問われているハサン・イスマイル・H容疑者の警察署での供述が明らかになった。
アンカラのチャンカヤ大学法学部の研究員であるジェレン・ダマルさんは、同大学の学生に銃で撃たれたうえ刃物で刺されて死亡した。殺人の罪に問われているハサン・イスマイル・H容疑者は身柄を拘束され、銃の所有者である同容疑者の父は警察署での供述を終えた。ハサン・イスマイル・H容疑者は裁判所により逮捕決定された。
ハサン・イスマイル・Hは検事に対し、事件について供述した。同容疑者は、2014年にキプロスで法学部に入学したと述べており「2015年に編入でチャンカヤ大学法学部に来た。私に対し不当な行為が行われた。私は2年生の課程から始める必要があったが、1年生の課程から始めることを余儀なくされた。ジェレン・ダマル・シェネルは私の担当者であり、私は彼女にそのことを説明した。ところが彼女は相手にしてくれなかった。授業が過密だったため、大学では試験だらけだった。授業用の勉強は、家で進めていた。その日は試験が3つあった。授業が過密であり試験の準備ができていなかった。そのため、試験に合格するためにコピーを用意した」と述べた。
■「2発撃発砲し、その後刃物で刺した」
ハサン・イスマイル・Hは、試験室に入ったところで研究員のシェネルさんの姿を見たと供述しており、「試験が始まったところで、用意していたコピーを取り出し解答を写し始めた。しばらくすると、解答を写し書きしているところをジェレン・ダマル・シェネルに捕まった。彼女は私に関して、解答を写し書きした旨を記した書類を作成して対応した。その日の間に数回、彼女と面談を行った。彼女の研究室へ行ったが邪険な扱いをされ、「出て行け」という風に言われた。その後帰宅して父の銃を手に取った。刃物はそれ以前に購入していた。その後、再びジェレン・ダマル・シェネルに会うために研究室へ向かったころには自分を抑えることができなかった。家から持ってきた父の銃に弾を再装填し、ジェレン・ダマル・シェネルに2発発砲した。その後刃物で刺した。何回刺したかは覚えていない。その後銃を自分の頭に押し付け、自殺しようとした。しかし、研究室に教員や学生が入ってきた。私は自分の行為にショックを受けて逃げ出した。母に電話し、その後父と一緒に警察署へ自首した」と述べた。ハサン・イスマイル・Hと、身柄を拘束されている父のÖ.Hに対しては、検察による尋問が続けられている。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:46033 )