米・トルコのシリア協議、詳細判明―トルコ国防省発表
2019年01月09日付 Hurriyet 紙
アカル国防相は、アメリカ合衆国統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォールド氏を迎え入れた。会談には、ヤシャル・ギュレル参謀総長も加わった。MSB(トルコ国防省)によって行われた発表では、「テロ組織のPKK/YPG」に与えられた武器の回収、 イスラム国(IS)を含むテロ組織との闘争の問題において、意見交換が行われた。」と伝えられた。
発表は以下のように行われた:
「フルシ・アカル国防相は、アメリカ合衆国統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォールド氏と同行している使節をトルコ国防省に迎え入れた。使節間の会合においてヤシャル・ギュレル参謀総長も加わった。
会談において、シリア北部における進展、アメリカ合衆国が地域から手を引くこと、テロ組織のPKK/YPGに与えられた武器は返還されることISを含むテロ組織との闘争の問題において、意見交換が行われた。」と伝えられた。
この枠内において、アカル大臣から来賓の使節に;
―トルコ国軍はクルドの兄弟に対して闘争を行っているのではない、地域におけるすべての民族と宗教集団に対して脅威を構築しているPKK/YPGとISのテロリストに対して闘争を行っているという事、
―この闘争では我が国はシリアとイラクの国土の一体性に対して常に敬意を抱いているという事、
―「ミュンビチ(マンビジュ)作戦」が速やかに完了してテロ組織とPKK/YPGが一刻も早く地域から排除されることが必要であるという事、
―トルコが、国境の治安と地域の安定のために必要なあらゆる対策を講じる事を決意しているという事が強調された。」
■アメリカから発表が
アメリカ合衆国統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォールド氏はアンカラにおけるフルシ・アカル国防相とヤシャル・ギュレル参謀総長との会談において「ミュンビチ作戦」が完了する事とアメリカ軍の兵士がシリアから撤退する事に関する調整の問題が扱われたという事を伝えた。
ダンフォールド参謀本部議長のトルコ訪問に関する発表においてアメリカ合衆国参謀本部報道官パトリック・ライダー氏は、ダンフォールド氏が国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトンに付き添うためにアンカラにいるという事を伝えた。
ダンフォールド氏の訪問の一環でアカル大臣と並んで同僚のギュレル参謀総長も一堂に会したという事を伝えたライダー氏は、「ギュレル参謀総長とアカル大臣との会合において、シリアにおける治安状況は、ミュンビチ作戦が完遂される事とアメリカ軍が意図を持って調整される形でシリアから退くことが取り上げられた。」という表現が用いられた。
ジョセフ・ダンフォールド氏がトルコの治安に関する結びつきを改めて確認したという事を述べたアルバイ・ライダー氏は、会談においてトルコとアメリカ合衆国のテロとの闘争における協力についても取り扱われたという事を強調した。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:46060 )