■地中海周辺諸国が「東地中海ガスフォーラム」を設立
【カイロ:本紙】
エジプトとイスラエルを含む地中海周辺の7カ国は、カイロで昨日(14日)開かれたエネルギー関係の閣僚級会合の中で、「東地中海ガスフォーラム(EMGF)」の設立に同意した。また、エジプトの石油・鉱物資源省が同フォーラムの本部をカイロとすることを発表した。
同省は「東地中海ガスフォーラム創設に関するカイロ宣言」と題した声明の中で、「(同フォーラムの)主な目標は、需給の確保、ベストな資源開発、インフラコストの合理化、競争力のある価格設定、そして貿易関係の改善を通じて、参加国の利益に資するような地域的な天然ガス市場の創出に尽力することである」と述べた。なお、同フォーラムには(前述のエジプト、イスラエルに加え)イタリア、キプロス、ギリシャ、ヨルダン、パレスチナが参加している。
更に同声明は、(会合の中で)合意に至ったように、参加国の閣僚らはこのフォーラムを通じて天然自然資源に関する参加国の権利を尊重し、国際法の原則を順守する国際的組織の設立を目指していると続けた。そして、彼らの取り組みは参加国の(天然ガス)備蓄の有効活用、インフラの使用、および建造物の新築を支援するものであり、その目的は参加国市民の公共の利益のため、エネルギー需要を確実に満たすことにあると述べた。
また、7カ国の閣僚らは、政府高官らに対して「同フォーラムの骨組みに関する協議の開始」、およびこのテーマに関して今年4月に予定されている次回の閣僚級会合において各人が提案を行うことを要請した。
(後略)
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( 翻訳者:長澤悠華 )
( 記事ID:46106 )