モンテネグロ国籍取得偽サイト、トルコから被害者多数
2019年01月17日付 Hurriyet 紙


バルカンにあるモンテネグロの人口は65万人ほどである。この国が最近大きな注目を集めている。観光のほか投資のためトルコやほかの国からモンテネグロへの投資が話題だ。しかし、この状況はトルコで一部の人々にとって新しい収入口として注目され始めた。

モンテネグロへの移住、労働許可をもらうために必要な条件は、犯罪歴がないことだけである。一年間有効な労働、居住許可をもらうために必要な費用はというと、150から160ユーロほどだ。モンテネグロ政府は、人口構成を壊さないように国籍取得を認めない。しかし今年、「経済的国民」という名称で3年間の新たな試みが始まった。

■行ってみると真実がわかる!

トルコではモンテネグロ国籍のため多くの人が詐欺にあったことがわかった。2008年からモンテネグロ・イスタンブル名誉会長を務めているアッカン・スヴェル氏は「様々な名の元で多くの場所が設けられた。ある者はコンサルタン・サービス、ある者は観光代理店であると…。この人物たちは、モンテネグロ国籍をつかい、7000~1万2000ユーロを稼いでいる。

■人口が65万レベルの国が最近では多くの国から投資家を

双方の間で契約書に署名される。だがこのようなことは不可能だ。モンテネグロは、国籍に関し今年、2021年1月1日から12月31日の間を有効としてある取り組みを始めた。この取り組みでは、私たちは投資するか一定の金額の不動産を購入する必要がある。しかし、注意していないと深刻な事態を招く。7000から1万2000ユーロのお金を支払った後、国籍を取得したものと考える。取得した文書とともにモンテネグロにいく。そこで真実と向き合う。なぜなら国籍を扱ったものではないからだ」とのべた。

■偽領事館!

「お金を払った人たちは毎日私たちや大使館に連絡してくる」と述べたスヴェル氏は、このように続けた。「これを話すのは恥ずかしいのだが、このような事態はこの地の評判に落とす。モンテネグロ関係者は私たちへ『お金を君たちのお仲間が取っている』と言っている。われわれの同胞は、ここで観光会社に行き、お金を払ったようだ。会社の人物は『今後の経過を見守ります』と述べた。しかし、言われていることとと合意書で書かれたことが違っている、もちろん。この分野では多くのサイトができたようだ。私たちの建物のすぐ近くにある大きな建物にオフィスを設置したようだ。看板には領事館とは書かれていないが、コンサルタントという言葉の短縮形が書かれていたようだ。もちろんみんな気づかない。中へ入ると7つ星ホテルのような飾ったオフィスが広がっている。それを見るために運転手を向かわせた。彼は私のもとに戻ってきて、『アッカンさん、中が豪華なのをみて、入るのをためらいます』と述べた。

■トルコから1000人も行っていた

モンテネグロ政府の説明にあった「経済的国民」とは、国の特定地域で25万ユーロか45万ユーロの不動産を買う必要があるか、観光地で一定のホテル投資を行う必要 がある。この取り組みに関しても2021年12月31日が最終日と明らかにされた。トルコからの労働、移住許可をもってモンテネグロに向かった人の数は1000人ほどである。

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( 翻訳者:庄原茉美 )
( 記事ID:46122 )