イランへの外国人観光客の統計結果
2018年12月10日付 Hamshahri 紙

ハムシャフリー・オンライン;今年7か月間[2018年3月下旬~10月下旬]でイランに最も多く来たのはイラク人で、およそ200万人に達した。

この情報は国家観光局長官ヴァリー・ティームーリーがISNA(イラン学生通信)に伝えたものを基にした統計である。今年初め[2018年3月下旬]からメフル月[10月下旬]までイランに来たイラク人の数は200万人近くになった。一方、昨年のイラクからの渡航者は全部で1,354,185人で、その前年にイランを訪れたイラク人渡航者数1,398,201人に対しておよそ3.1%減少していた。

ティームーリー氏は今年頭[2018年3月下旬]からメフル月[2018年10月下旬]までにイランを訪れた渡航者の合計は4,239,413人に達した、と述べた。

同氏曰く、イラク、アゼルバイジャン共和国、アフガニスタン、トルコ、パキスタンの順で隣国から最も多く旅行者がこの期間イランを訪れており、彼らの渡航目的は、順に治療、巡礼、文化的観光であった。

これらの旅行者の費用、とくに最近、イラン文化遺跡・手工芸・観光庁当局がヨーロッパからの旅行者やほとんどの中国人旅行者と同等だと述べたアラブ人たちの旅行費用について、ティームーリー氏は述べた。「この国における月々の計算を行うまで非常に正確な統計については話せないが、もし周辺アラブ諸国からの旅行客の費用が多く発表されたならば、それは彼らの渡航理由と旅行の仕方のせいである。」と述べた。近隣アラブ諸国からの旅行者は長期滞在で且つ病気治療で来るので、彼らのイランでの費用は目を引くのである。

ティームーリー氏は付け加えた。「かつて、隣国からは商売や巡礼のためにイランに来ていたが、現在はイラク人やアゼルバイジャン人はほとんどが病気治療を目的にイランを訪れている。この種の旅行者はたいてい潤沢な収入がある。」

ここ数カ月、ヨーロッパからイランへの旅行者が初秋一カ月あたり2%増加した知らせを受け、ティームーリー氏はヨーロッパとアメリカからイランへの旅行客の現在の統計上の状況について述べている。「確かにシャフリーヴァル月末[2018年9月下旬]はイランへの旅行客が少ない季節なので統計的には下がったが、ここ2か月はヨーロッパとアメリカからの旅行客市場は回復の方向へ進んでいる。」

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( 翻訳者:K.T. )
( 記事ID:46123 )