地下鉄カバタシュ・マフムトベイ線、試験走行車両投入
2019年01月24日付 Hurriyet 紙


イスタンブル第二の、そしてヨーロッパ側で初となる無人運転のメトロ、カバタシュ-マフムトベイ線に初の車両が降ろされた。2月末まで車両の内部検査を行い、主要線路で試験運転が可能な状態にする狙いだ。本メトロでは無人運転中の信号テストが行われることとなっており、今年度末には運行開始が見込まれている。

イスタンブル第二の、そしてヨーロッパ側で初となる無人運転のメトロ、カバタシュ-マフムトベイ線に初の車両が降ろされた。イスタンブル広域市からの情報によればカバタシュ-マフムトベイ・メトロ線開通工事は急ピッチで進められているとのことだ。この作業においてメジディエキョイ-マフムトベイ区間の工事は基礎的な部分は完了した。そして専門的な作業、特に電気機械や技術的な箇所の作業に移っている。

ヨーロッパ側初となる無人運転メトロには車両の搬入も進んでおり、一番目の車両はテクスティルケントに建てられた車庫としても利用されるギイムケント-テクスティルケント駅に移動された後に線路に降ろされた。

■2月末に信号テスト

四両編成の第1車両は無事線路に設置された。毎月8両編成の2組の列車がギイムケント-テクスティルケント駅へと送られる予定である。作業は着々と進んでおり、最初に線路に降ろされた列車も内部検査を行い、主要線路で試験運転が可能な状態となる計画である。その後2月末にメトロの無人信号テストが実施される。

カバタシュ-マフムトベイメトロ線は完全自動の無人運転で距離約24.5kmの複線にはトンネルや高架橋、19の駅に長さ2kmの車庫、点検エリアや建築物が配置されている。トンネルはトンネルボーリングマシン(TBM)を用いて掘削が進められており、駅もまた掘削トンネル型、オープンカット型、高架橋型などで作られている。

■8区をそれぞれ繋ぐ

メトロ線はヨーロッパ側の居住区として人口密度の高いベイオール、ベシクタシュ、シシュリ、キャウトハーネ、エユプスルタン、ガーズィオスマンパシャ、エセンレル、バージュラルから成る8区をそれぞれ繋いでいる。

カバタシュ-メジディエキョイ-マフムトベイメトロ線、カバタシュ駅ではカバタシュ-タクシム-フニュニキュレル線(F1)、エミノニュ-カバタシュ路面電車線(T1)、カラデニズ・マハッレシ駅ではトプカプ-スルタンチフトリイ路面電車線(T4)、マフムトベイ駅ではバクルキョイ、IDO-キラズル-カヤシェヒルメトロ線(M3)、アリベイキョイ駅ではエミノニュ-アリベイキョイ路面電車線(T5)、キャーウトハーネ駅ではガイレットテペ-イスタンブル空港メトロ線(M11)、メジディエキョイ駅ではメトロバスとイェニカプ-ハジュオスマンメトロ線(M2)に加えて他に6カ所でメトロ/路面電車/メトロバス路線が、ベシクタシュとカバタシュ駅ではカイロへのアクセスがつながり、巨大な交通網が形成される。

■1日100万人規模の交通サービス

マフムトベイ、ギョズテペ地区、ユズユル-オルチ・レイス、テクスティルケント-ギイムケント、カラデニズ地区、イェニ・マハッレ、キャーズム・カラベキル、イェシルプナル、ヴェイセル・カラニ-アクシェムセッティン、チュルチュル地区、アリベイキョイ、ヌルテペ、キャウトハーネ、チャーラヤン、メジディエキョイ、フルヤ、ユルドゥズ、ベシクタシュそしてカバタシュを始めとしてメトロには19の駅があるが34分で全駅を通過できる。

このメトロでは1時間に片側で7万人を運ぶことが可能であり、1日約100万人を輸送することが出来ると見込まれている。交通網全体の統一に貢献し、各区間の移動距離も大幅に短縮される。

■2019年後半期に開通

メジディエキョイ駅は本メトロ線の最重要乗換駅となるとされており、メトロ開通にともない、移動時間がベシクタシュ-メジディエキョイ間が5.5分、メジディエキョイ-アリベイキョイ感が7.5分、チャーラヤン-ガージィオスマンパシャ間が13分、ベシクタシュ-サルイェル、ハジュオスマン間で25.5分、マフムトベイ-メジディエキョイ間が26分、ベシクタシュ-マフムトベイ間が31.5分、マフムトベイ-イェニカプ間が39.5分、マフムトベイ-カドゥキョイ間が52分、マフムトベイ-サビハ・ギョクチェン空港間が95.5分でアクセスできると計算されている。

メトロでは4つの駅に駐車場を設置するように計画されており、2月末に無人信号テストが実施される。今年の下期には開通する予定である。

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:46169 )