トルコ政府、米ジェフリー・シリア特別代表に冷淡
2019年01月27日付 Cumhuriyet 紙
大統領府は、アメリカ合衆国のシリア・IS対策特使とのアポイントを取らなかった。
アメリカのシリア撤退決議とシリア北部での安全保障地帯の提案について協議するためにアンカラを訪れたドナルド・トランプ米大統領のジェームズ・ジェフリー・シリア特別代表に、大統領府からのアポイントは与えられなかった。
メヴリュト・チャヴシュオール外相は、昨日(24日)行った会見で、ジェフリー特別代表がアンカラでイブラヒム・カルン大統領府報道官とセダト・オナル副外相と会談する予定だと述べていた。しかし、カルン報道官はジェフリー特別代表にアポイントを与えなかった。カルン報道官は国外におり、そのためジェフリー特別代表との会談が行われなかったことが明らかにされた。ジェフリー特別代表は、昨日フルスィ・アカル国防相に迎えられた。
会談でアカル国防相はジェフリー特別代表に、「トルコの国際法と条約に基づく権利と利益を守ることに関する決意、アメリカがテロ組織YPG/PKKとの関係を終わらせること、マンビジュ・ロードマップを速やかに完了させることへの正当な期待、トルコがシリア領土の全体性に持つ共感と、両国が共に努力し問題を解決する方向での考え」を伝えたという。
ジェフリー特別代表は、今日(25日)はセダト・オナル副外相と会談を行う予定だという。オナル副外相がジェフリー特別代表をアンカラに到着した日に迎えず、1日待ってから会談することも、アメリカに外交的に反発を示したものと見られている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:46181 )