カルタルでビル倒壊、45時間後に一人生還
2019年02月08日付 Hurriyet 紙


カルタルでがれきの下から、一人の人の声が聞こえたのを確認して、救助隊は活動をこの場所で集中的に行った。救出活動は、声が聞こえたと報告された場所で、重点的に行われた。スレイマン・ソイル内務大臣は、「16歳の若い男性を、生存のまま救出した」と述べた。

ソイル内務大臣は、カルタルで倒壊した建物のがれきから16歳の若者が少し前に救出されたと述べた。

ゼフラ・ズュムリュト・セルチュク家族労働社会保障大臣と、スレイマン・ソイル内務大臣は、カルタルのオルハンテぺ地区、銀行大通りセマ小路に所在するイェシルユルト・アパートが倒壊したため、チャカ・ベイ・イマーム・ハティプ中学校に設置された危機センターを訪問した。

ここで、家族らに面会したソイル大臣とセルチュク大臣は、最新の状況について説明を受けた。両大臣はそのあと、がれきの下にいる一人の人と連絡が取れたという情報を受け、捜索救助活動の続く現場を訪れた。

この間、救助隊は、倒壊からおよそ45時間後、がれきの中から生存者一名を救出し、当人は救急車で病院に搬送された。

ソイル大臣は、現場で記者団に対し説明を行い、救助隊が少し前に、青年を生存のまま救出したと明らかにした上で、「そこから一人の声がしました。その音がきっかけとなってその場で救助活動したのです。今、救急車で病院に搬送されています。氏名もはっきりしています。自分の口で名前を言いました。16歳の男性です。病院へ行ってもらいたい。金曜礼拝の後で、さらにまとまった説明を行います。そこでお名前も言います。行方不明の方も出ていて、その人たちの名前も言います。みなさまお大事に」と話した。

セルチュク家族労働社会保障大臣もがれきから生存のまま一人の若者が救出されたと聞き、よかったと述べ、「一人の若者を発見しました。いうまでもなく、ここは痛ましい状況です。すべての負傷者を見つけたいと思います。すべての人、倒壊した瓦礫の下に取り残されている人々を発見したい、と切に願っています。再度、金曜礼拝の後で、説明を行います」と表明した。

何名の人を発見したかという記者達の質問に、セルチュク大臣は「後ほど、全体の数字をお示しできればよいのですが」と述べた。

一方、がれきの中で生存確認ができたシェイマ・カムブルという人物の救出が続いている、と通知された。

■45時間後にがれきの下から救出された若者の名が明らかに

45時間後に救出された若者の名前は、メルト・アイドゥンであると伝えられた。アイドゥンさんは大学進学準備をしていると明らかになった。また、アイドゥンさんの、事故よりだいぶ以前に撮影された写真も公開された。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:46268 )