カルタルのビル崩壊、死者数16に
2019年02月08日付 Hurriyet 紙


スレイマン・ソイル内務相は、カルタルでのビル倒壊による死者数が16人にのぼったと発表した。

救出作業が続く中で発表したソイル内務相は、救出作業が約58時間続けられていると述べ、「前回の会見後、さらに2人の子どもが犠牲となった」と伝えた。

ソイル内務相は、「前回の発表では死者14人、負傷者14人と伝えた。その後2人の市民、シェッヴァル・ユルドゥズくんと1歳半のエイリュル・デルヴィシュオールくんの遺体ががれきの中から発見された」と発表した。

近隣ビルへの被害拡大について問われたソイル内務相は、以下のように回答した。

■作業が再開された

「約20分前に地震動が観測されたが、われわれは長時間にわたってビルを監視している。(揺れてから)しばらくして環境都市整備相や新知事、技術者らとともに建物の中に入った。以前に設置されたてんびん梁に相違点は見られなかった。現在、作業は再開されている。われわれはもうしばらく、安定的且つ限定的な救出作業を行うつもりだ。現時点まで相違点が確認されなかったわけではない。だからこそ、仲間たちが作業を続けている。すべてのがれきを取り除くことができるよう、今後も精一杯の努力を続けてくれるだろう。もちろん、今回の救出作業においてはすべての組織が一致団結して作業を進めている。AFAD(防災緊急時管理局)や県知事も前線に立って協力してくれている…クズライからイスタンブル広域市までまたがるすべての市民団体や救護班らが現場に集い、一致団結しながら作業を再開させている。」

■地震動

倒壊したビルの近隣の建物において地震動が発生していると繰り返し述べたソイル内務相は、以下のように述べた。「以前にも同じような地震動が観測されている。こうした地震動は、継続的に追跡されている。40時間前にも地震動が観測された。これを受けて、さらに地震動が発生した。建物の床には多数のてんびん梁が設置されており、これらが監視されている。今後も地震動の計測は追跡され、作業も同時進行で進められる予定だ。」

また、ソイル内務相は建物の2階と3階部分にまで作業チームが到達したと述べ、以下のように続けた。「2階部分での作業は順調に進んでいる。しかし、作業チームには次のような困難があるようだ。がれきを取り除こうとする際、一部のがれきは撤去できるが、建築の質の問題で上へ引き抜こうとしても一部は崩壊してそのまま地上に落下してしまうという。これが唯一の困難であるが、これさえも作業チームの仲間たちは多大なる努力で乗り越えようとしている。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:46272 )