欧州人権裁判所(AİHM)はバトマン県ハサンケイフ郡におけるウルス・ダム建設によって文化遺産が被害を受けるとの申し立てを棄却した。
ストラスブールに本部を置く欧州人権裁判所はオルシュ・アルク教授、メティン・アフンバイ教授、ゼイネプ・アフンバイ博士、オズジャン・ユクセキおよびムラト・カノ氏から2006年2月22日に「ハサンケイフ郡のウルス・ダム建設が文化財に被害を与えうる」との不服申し立てに判決を下した。
最終判決では申し立てが「受理できない」ものであるとし、本件がヨーロッパの人権と基本的自由の保護のための条約(AİHS)の規定と関わりのないものとされた。
判決では加盟国間ですら文化遺産保護がAİHSの項目に含まれるかどうか解釈を同じくしていないことを指摘し、この点について共通見解は存在しないことが述べられた。
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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:46335 )