スィヴァス県ハフィキ郡のデリキ丘陵には、デリキ(穴)という名前の由来になった、丘の頂上にある人工的なトンネルの謎がある。
スィヴァス県ハフィキ郡のデリキ丘陵には、デリキ(穴)という名前の由来になった、丘の頂上にある人工的なトンネルの謎がある。スィヴァス県ハフィキ郡のドゥルルムシュ村の近くにあり、デリキ丘陵と呼ばれる場所のトンネルが見る者の注目を集めている。大きな丘の上にあり、遠くからだと穴のように見えるトンネルは、謎に包まれており人々の興味を引いている。(丘を)約20分登ると、トンネルの入り口にたどり着く。人工物であるトンネルの歴史がどの時代のものか、誰の手でつくられたのかは知られていない。30度の傾斜で空いているトンネルは152段の階段から出来ている。トンネルの残りの部分はというと、土と岩で覆われた状態だ。トンネルはほぼ深さ34m、長さ55mにまで届いているかもしれない。トンネルの塞がっている部分に何があるのかは判明していない。「トンネルは秘密の抜け道である」や、「丘の中にある地下都市へと開けられた」といったような噂もある。
◼️「アルメニア人の村」
ドゥルルムシュ村に住むビュレント・オズカンさん(60)は、トンネルの中を進むことはできなかったと話し、「私はテキルダーに住んでいる。この村には5、6ヶ月前に来た。ここに来た後、デリキ丘陵とデリキ丘陵の反対側にカレム村という場所がある。この辺りの村で私が話した老人たちが教えてくれた情報によれば、アルメニア人が残した村であり、さらに我々の村の名前は元々ゲヴレで、後々変更してドゥルルムシュ村になったそうだ。このゲヴレもアルメニア人が残した村だったために名前はアルメニア人の村であった。私は(ここに)来た後にデリキ丘陵に登って見てきた。高い丘だ。丘の頂上には大きな入り口があるが雨のせいで土などが入っていて、階段はふさがっていた。下には降りられない。10〜15段は降りられたが、それから後は降りられなかった。」と話した。
◼️「秘密の抜け道かもしれない」
オズカンさんはデリキ丘陵のトンネルは他の定住地域へと開けられた秘密の抜け道かもしれないと述べ、「中に石を1つ投げた。石(を投げて)おそらく10〜15秒経ったころにチャポンと音がする。だからあそこの底には水がある。デリキ丘陵の反対側にも洞窟がある。人々はここで生活したのだろう。私たちはカレム村に行ったが、そこにも教会などがある。それらの崩壊した様子もある。カレム村の洞窟群とデリキ丘陵の洞窟群はお互いに向かい合っているように見える。そこに人々の生活があったことは明らかだ。高確率であの水の反対側はカレム村に繋がっている。確実にあそこは大きなトンネルだった。彼らはあそこを通り抜けていた。時とともにあそこは言うなれば水で満ちたが、高確率であそこはトンネルだ。言うまでもなくとても興味深い場所だ。景色もとても美しい場所だ。調査して歴史が知られる必要がある。」と話した。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:46380 )