アンカパーク、開業早々トラブル
2019年03月22日付 Cumhuriyet 紙
「アンカラを世界的ブランドに」のスローガンのもと「ワンダーランド・ユーラシア」の名で開業したアンカパークで始めてのスキャンダルが発生し、すんでの所で踏みとどまった。2日前に開業したこのパークで、ジェットコースターの機材が故障したのだ。乗っていた人々は上部のレールに取り残された。パニックが発生し、その場は恐怖に包まれた。乗っていた人々は危険の中、レールを歩いて下に降りることを余儀なくされた。
アンカパークが正式にオープンした後、3月31日まで入場料が無料になることが発表された。多くの遊具がまだ稼働していない中、今日運転を開始したジェットコースターが初回の運転で故障し、空中でストップした。ソズジュ誌のヤヴズ・アラタン記者の記事によると、機材は復旧できず、乗客はジェットコースターから出てレールを歩いて降りたという。
■運営会社の発表
この事故について、ワンダーランド・ユーラシア社営業部長のネジプ・ファーズル・ギュルデミル氏が声明を出し、ジェットコースターの不具合ではなく乗客の1人の鞄がレールに落ちたことで安全のため運転を停止したのだと述べた。ギュルデミル氏の発言は以下の通りである。
「ジェットコースターの乗客の1人が鞄をレールに落とした。そしてこのような状態では、ジェットコースターは最も安全な地点で停止する。乗客が避難できるよう、右側の最上部に階段が設置されている。そこが最も安全な場所だ。そのため、この安全な地点で停止し、乗客の避難を可能になった。」
■建築家は警告していた
建築家会議所アンカラ支部のテズジャン・カラクシュ・ジャンダン会長は、先週会見を行い、遊具について人々に警句を述べていた。ジャンダン氏はジェットコースターの写真を示しながら、「行政が市民に公開したジェットコースターの写真を拡大し、ネジの1本1本に至るまで注視した。錆びた箇所が見えた。これは非常に重要なところであり、今日でなくともいつかは不具合を起こすだろうということを示している。腐食するまで放置されていたのだろう。このことは、遊具が錆びているということを示している。この錆が見える状態になるのは、この先起きる事故を示すメッセージだ。作業の熟練度を見ても、製造のトップクラスの仕事ではないということが窺える。写真を拡大してみると、ジェットコースターの基礎コンクリート部分にも不具合があることがわかる」と述べた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
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