精神的な美しさに満ちた神聖な11の月のスルタンであるラマザン月が訪れ、イフタール(日没後の食事)とサフール(夜明け前の食事)の賑わいも始まった。何百万人もの市民が、最初の断食のため、5月5日から5月6日にかけての夜(今夜)、サフールの食卓に着く。では、最初のサフールは何時に行われるのか?ラマザンを迎えようとしているイスタンブル、アンカラ、イズミル、アダナ他の各県のサフールとイフタールの時間を見てみよう…。
慈悲と豊かさの月として知られる、12ヶ月のスルタンであるラマザン月が始まる。トルコ全土の市民は、ラマザン月の最初の断食のため5月5日から5月6日にかけての夜にサフールのため起床する。ラマザン月は今年は29日続く。では、最初のサフールは何時に起きることになるのか?イスタンブル、アンカラ、イズミルを始めとした各県のラマザンの日程は以下の通り。
市民らの最初のサフールの興奮が始まった。ムスリムにとって非常に重要な3つの月の1つであるラマザンの最初の断食のために、日曜日から月曜日にかけての夜に起きることになる。サフールとイフタールの時間は、トルコの東から西へ、北から南へかけて異なる。では、最初のサフールは何時に起きることになるのか?県ごとのサフールの時間を見てみよう…。
イスタンブルでのサフールの時間は今日(5日)の朝4時に終わり、断食が始まる。最初のイフタールは明日20時12分に行われる。イムサーク(断食開始)の時間はアンカラでは3時58分に始まり、イフタールは19時54分に行われる。イズミルではイムサークは4時28分、イフタールは20時14分に行われる。
トルコ国内でのラマザン初日の最初のイムサークは、アルダハンとウードゥルで3時13分にやってくる。最初のイフタールとサフールは19時6分にハッキャーリで行われる。ラマザン初日の最後のイムサークは、ムーラとイズミルで4時28分に始まり、最後のイフタールは20時23分にエディルネで行われる。ラマザン初日のためにスィノプの市民は16時間10分の断食を行い、最も長い断食となる。ハタイでは15時間33分で最短の断食を行う。
■保健省によるサフールとイフタールの食事の例
栄養士のベチュル・チチェキ氏は保健省によってラマザンのために用意された食事の例を解説し、「サフールには塩味の食品、揚げ物、重めのペストリーを選ぶべきでない。イフタールではゆっくり食事をしよく噛むことが大切だ」と述べた。
保健省によって行われたイベントで、5月6日月曜日に始まるラマザン月に断食を行う人々が十分かつバランスの取れた食事をとるために、イフタールとサフールと間食に摂るべき食物が含まれた食事の例が示された。
保健省本部に勤める栄養士のベチュル・チチェキ氏はアナトリア通信に、市民がラマザン月に食事について注意するべき点を説明した。チチェキ氏は、ラマザン月に断食を行う期間と市民の食習慣について指摘し、健康でバランスのとれた食事が重要だと強調した。
チチェキ氏は、断食を行うイムサークの時間に近い時間に食卓につくことが必要だと述べ、「サフールには軽い朝食を摂る。これにはチーズ、卵、油少なめ、または不使用のオムレツがありうる。これ以外にサラダを摂るのもよい。牛乳、ヨーグルト、ケフィアをこのメニューに加えることもできる。できるだけ満腹感を引き延ばすため、全粒粉パンが選ばれる」と話した。
チチェキ氏は、サフールの食事でも、イフタールと同様にスープ、サラダ、野菜料理が好まれると説明し、「サフールで特に注意すべき点は、塩を使ったものや揚げ物、重いペストリーを選ばないことだ。これらは満腹感が長続きせず、体重も増すので選ぶべきではない」と述べた。
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( 翻訳者:永山明子 )
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