サラル社会長宅強盗犯、ブルガリア・ルーマニア国境で逮捕
2019年05月21日付 Hurriyet 紙
エスキシェヒル県にあるサラル・グループ取締役会長のジェマレッティン・サラル氏と妻のゼフラ・サラル氏の自宅へ侵入して手足を拘束し、殴打しながら金庫から装飾品や多額の外貨を盗んだとして捜査されていた女性4人男性3人が、ブルガリアからルーマニアへ移動しようとしていたところを国境で逮捕された。
5月18日(土)の夜、エスキシェヒル県にて、サラル・グループ取締役会長のジェマレッティン・サラル氏と妻のゼフラ・サラル氏が住むオドゥンパザル・スュメル街区の住居に、マスクを着用し手に凶器を持った3人が侵入した。容疑者らは、サラル夫妻の手足を梱包テープで拘束し殴打すると、金庫から装飾品や多額の外貨を盗んで現場から逃走した。警察は捜査ののち、サラル夫妻の自宅で働いていたとされるモルドヴァ国籍のルリアル・Dと容疑者男性を逮捕した。
警察が捜査を行う中で、事件に関わったとされる7人がエディルネ県のハムザベイリ国境ゲートからブルガリアへ移動したことが確認された。トルコ政府がブルガリア政府に警告を出した後、スレイマン・ソイル内務相はブルガリアの内務相と接触し、容疑者がブルガリアで逮捕されたと発表した。
■ルーマニア移動中を逮捕
トルコ政府からの警告後、5月20日午後5時ごろにハムザベイリ国境ゲートからブルガリアへ軽ワゴン車で移動した女性4人男性3人を、ブルガリア警察が追跡した。
容疑者らは、ブルガリアのドブリチにあるカルダム国境ゲートからルーマニアへ移動しようとしたところを、ブルガリア警察によって逮捕された。女性4人を含む計7人のモルドヴァ人容疑者らは、トルコ政府の要請を受けて、首都ソフィア近郊のブスマンツィ外国人留置所に収容された。
■送還手続き開始
ブルガリアからルーマニアへ移動しようとしたところを逮捕された7人の容疑者をトルコに送還するための手続きが進められていることが分かった。容疑者らは、手続きが完了したのち5月21日あるいは22日にはトルコに送還されると思われる。
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( 翻訳者:金戸 渉 )
( 記事ID:46814 )