フランスから休暇の父子、偽ジャンダルマに襲われ死傷
2019年06月07日付 Cumhuriyet 紙


フランスから休暇のためにデニズリ県のベキリ区を訪れたオスマン・クルトさん(60)と息子のオズギュル・クルトさん(40)らが車の通行を妨害したグループによって襲われた。

重症のオスマン・クルトさんは運ばれた病院で死亡し、一方息子のオズギュル・クルトさんは集中治療を受けた。犯人たちが、父子に対して自分達はジャンダルマ(軍警察)であると名乗り、説明をするために警察署に連行するとして、騙したことが明らかになった。
フランスのリール市に居住するオスマン・クルトさんは、数日前に休暇で家族と一緒に故郷のデニズリのベリキ区を訪れた。オスマン・クルトさんは昨日10時ごろに、親戚にジャンダルマの警察署へ証言のために呼び出されたといい、息子のオズギュル・クルトさんの使用している自動車で家を発った。郊外のチャムキョイ街区へきたところで、父子の使用する車の通行を、あるグループが妨害した。父子は、自動車から引きずり出され殺意を持って殴打された。犯人らが逃走したのち、携帯電話から112番の緊急サービスを要請したオズギュル・クルトさんは、救助を求めた。連絡を受け、事件現場に救急車そしてジャンダルマのチームが派遣された。

■父親は死亡、息子は重症を負う

救命チームの現場における応急処置の後、父子は救急車によってデニズリ国立病院に搬送された。頭を殴打されたことが判明したオスマン・クルトさんは、病院で手当てを受けたものの死亡した。深刻な容態のオズギュル・クルトさんについては集中治療班による治療が続いていると明らかにされた。
ジャンダルマは事件についての捜査を開始し、犯人らの身元を確定し、逮捕するために動いている。

■死の罠が仕掛けられたようだ

犯人らは、父子が去る6月5日に親戚を見舞うために訪れた私立病院において喧嘩を起こした職員の関係者であることが示唆されている。昨日チャムキョイ街区に来た何人かの人々がオスマン・クルトそして息子について尋ねていたことが明らかにされた。
犯人らは、自分達をジャンダルマのように見せかけ、父子を証言のために警察署に連行し、罠にはめたことが示唆されている。
ジャンダルマは父子を証言のために呼び出してはいないことがわかっている。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:46924 )