米国上院は、米国駐アンカラ大使として以前より名前の挙がっていたデイビッド・サターフィールド氏を任命した。
米国駐アンカラ大使館はTwitterアカウントで、「昨晩、米国上院はデイビッド・サターフィールド大使を米国駐アンカラ大使に任命した。近いうちに彼を迎えることを楽しみにしている」と共有した。
■サターフィールド氏の人物像
サターフィールド氏は米国外務省における最上級外交官の一人として注目されている。
1980年以降、特に中東で数々の職務を歴任したサターフィールド氏は1954年生まれ。
すでに米国国務省近東関係担当副次官補の職務に就いているサターフィールド氏は、トルコ、ロシア、イラン間のアスタナ・プロセス合意にも米国側陪席者として参加している。
サターフィールド氏は、バラク・オバマ前大統領期には、シナイ半島の和平維持を担当していた「多国籍軍と支援軍」の総合指揮官を勤めた。サターフィールド氏はまた、オバマ政権期の2013~2014年にエジプトで臨時代理大使も勤めた。
ジョージ・W・ブッシュ大統領期にはコンドリーザ・ライス国務長官のイラク担当上級顧問として職務にあたったサターフィールド氏は、レバノン、シリア、チュニジア、サウジアラビア大使館でも非常に多くの任務を歴任している。
2017年から政権をになっているトランプ政権は、同年、駐トルコ大使だったジョン・ベース氏を駐アフガニスタン大使として派遣し、ベース大使以降、トルコには大使の派遣はなされていなかった。
なお、米国ドナルド・トランプ大統領は2月16日にサターフィールド氏が候補だと明らかにしていた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:47068 )