エジプト:世界銀行は政府による支援プロジェクトに対し5億ドルの追加融資を決定
2019年07月03日付 al-Hayat 紙


◼︎世界銀行は社会的セーフティーネットを改善するために5億ドルの追加融資を決定

【カイロ:本紙】

エジプトのサフル・ナスル投資・国際協力大臣は、今日(3日)、世界銀行理事会により5億ドルの追加融資が承認されたことを発表した。この融資は、社会的セーフティーネットを拡大・改善しようとするエジプトの努力を支援し、貧困の連鎖から抜け出すための持続可能な手段を提供することによって、支援を最も必要とする世帯に対するアクセスを保証する目的において行われる。

追加融資は、同国においてこれまで実現された社会的セーフティーネットの地理的範囲の拡大の実績に基づき、そのさらなる強化に向けたプロジェクトを3年間延長することに寄与する。

新プロジェクトは、対象世帯に対する雇用プログラムと経済的エンパワーメントの提供、最貧困層に対する職業訓練の強化を推し進めることにより、彼らを経済的機会に結び付けることを目的としており、これらの機会に関しては若者や女性に対する提供が優先される。これにより、エジプト政府が推進するタカフル ・カラマ・プロジェクトの拡大を支援する狙いがある。

「タカフル(連帯)とカラマ(尊厳)」の名で知られるこのプロジェクトは、現在約200万世帯(約900万人)をカバーしつつ、エジプトの全27県の貧困世帯に行き届いており、全受益者のうち88%が女性である。さらに、欧州投資銀行(EIB)は、欧州復興銀行との協力のもと、モノレールの行政資本プロジェクトへの融資を既に決定している。

(後略)

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( 翻訳者:小泉真歩 )
( 記事ID:47105 )