ハータモルアンビヤー中央司令部「誰も対イラン戦争の時期、規模を制御することはできないだろう」
2019年07月01日付 Jam-e Jam 紙


ハータモルアンビヤー(彼と彼の一門に神の祝福と平安あれ)中央司令部(訳注)は、「アメリカはイラク、アフガニスタン侵略の過ちから学んだはずだ。アメリカは取り返しのつかない誤った決断をしてはならない。」と述べた。

タスニーム通信によると、ハータモルアンビヤー中央司令部司令官ゴラームアリー・ラシード少将はホルモズガーン州(沿岸部及び島嶼部)のイスラーム共和国軍及び革命防衛隊の海軍部隊の現場視察評価の際、司令官らの前でこう述べた。「イランの気高い国民は、聖なる防衛の時代[訳注:イラン=イラク戦争]における代償とその成果を完全に理解している。」

同氏はまた、「情報収集、英知、深慮遠謀、力強さをもって戦争勃発を警戒しつつ、侵略者に重い代償を支払わせるためかつてなかったほどに準備を整えており、かつ迅速に対応可能であり、早急に決断するだろう」と述べた。

ラシード少将は続けた。「我々は、誰も対イラン戦争の時期、範囲を制御することはできないと警告する。アメリカは、イラク、アフガニスタン侵略によって、これらの国々に7兆ドルの損失と7万人の死傷者を出すことになったという過ちから学んだはずだ。アメリカは取り返しのつかない誤った決断をしてはならない。」

ハータモルアンビヤー中央司令部は、「我がイスラーム共和国の軍は、イスラーム国家イランの島々や領海、領土、領空への敵のいかなる侵略行為に対しても、躊躇することなく強固で後悔させる対応を取るだろう」と明言した。


訳注:イラン軍中央司令部。なお、ハータモルアンビヤーkhātam al-anbiyā’とは「預言者たちの封印」を意味し、預言者ムハンマドを指す(クルアーン第33章40節:クルアーンでは「預言者たち」の部分はアンビヤーではなく、もう一つの複数形ナビーイーンが使われている)。また、ムハンマドの名前の後には、ムハンマド(及び、シーア派ではムハンマドの一門も)への賛辞が挿入される。本訳文中では日本語文としての読み易さを優先し、最初の記載時以降は省略した。

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( 翻訳者:UK )
( 記事ID:47138 )