アダナで「ISアダナ」を自称し、商人を脅し1日あたり3500TLの上納金をゆすり取ったとされる人物を含む容疑者17人のうち12人が逮捕された。残りの5人は自宅軟禁処分となっている。
アダナ県共和国首席検事局による捜査の中で、IS(イスラミック・ステート)の活動の全容を解き明かすために、アダナ警察テロ対策・諜報局の職員による通信傍受による捜査及び尾行、張り込み捜査が開始された。
捜査の結果、ISのアダナでの指導者を自称するコードネーム「アブー・ハムザ」ことマフムート・Öが、テロ組織を名乗ってパン屋から金をゆすり取り、金を渡さない人には道を分断して営業を妨害していたということがわかった。
また警察は、マフムート・Öとその他の容疑者らが、脅迫によって1日に3500TLの上納金をゆすり取っていたとしつつ、警察の捜査によって容疑者らが7月10日にもパン屋から金をゆすり取っていたことを突き止め、作戦に乗り出したと述べた。
作戦では、組織のメンバーを名乗り金をゆすり取りに行った2人が犯行の後に3500TLを持ち運んでいるところで現行犯逮捕した。テロ組織のアダナでの指導者を自称するマフムート・Öも含まれる容疑者17人が身柄を拘束され、警察へ移送された。
犯人の家宅捜索の後「憲法の秩序を乱し実在するテロ組織の脅威を利用した略奪、ならびに犯罪組織に利する形の略奪」の罪で裁判所へ移送された。
犯人らは検察官への供述の後、身柄拘束要求をうけて下級刑事裁判所へ移送された。マフムート・Öなど12人は逮捕され、5人は自宅軟禁もしくは国外への渡航禁止処分を受けた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:47192 )