トルコ軍、イドリブへ
2019年08月22日付 Hurriyet 紙


トルコ軍(TSK)は、イドリブの緊張緩和地帯にある監視地点へ、多数の装甲車や人員、人員輸送車、軍需品を送り、軍備増強を行った。

TSKは、イドリブの緊張緩和地帯にある監視地点へ、多数の装甲車や人員、人員輸送車、軍需品を積んだ軍事輸送車を動員した。

イドリブの緊張緩和地帯には、アスタナ合意に基づいてTSKが管轄する停戦監視ポイントが12カ所ある。

■イドリブ緊張緩和地帯の状況

シリア北西部にあるイドリブ県は、内戦のほぼ初期から現在に至るまで、反体制派の拠点として知られている。国内移住により人口が400万人に及ぶイドリブの中心地は、2015年3月に反体制派の支配下に入った。イドリブは、アサド政権が激しく攻撃している地域の筆頭だ。

トルコ、ロシア、イランは、2017年5月4~5日に行われたアスタナ会議で、イドリブとその周辺を「緊張緩和地帯」として宣言した。政府軍が頻繁に停戦協定に違反したことを受け、トルコとロシアは追加合意に至った。

アサド政権軍は、協力者の支援を受けて、2018年9月17日にロシアのソチで締結された協定に反した攻撃を続けている。

シリア人権ネットワーク(SNHR)は、シリアにおいて、アサド政権軍とロシアが4月26日から8月19日までの間、イドリブ緊張緩和地帯へ行った攻撃により、少なくとも843人の民間人が死亡したと発表した。

イドリブ緊張緩和地帯における移住の動向を追い、データ化しているシリア紛争調停局の情報によると、2018年9月17日にトルコとロシアの間でイドリブ協定が締結されてから現在までで、94万5992人の民間人が同地域から追われている。

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( 翻訳者:金戸 渉 )
( 記事ID:47396 )