プーチン・エルドアン、イトリブ問題で電話会談
2019年08月23日付 Cumhuriyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が、8月27日(火)に日帰りでロシア連邦を訪問するということが発表された。エルドアン大統領は本日、ロシア・プーチン大統領と電話会談を行った。会談についてロシア政府は「イドリブの武装解除地帯の情勢を安定させることについて、ロシアートルコ間の協働における問題を話し合った」と発表した。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領のロシア訪問が発表された。通信庁の発表によると、エルドアン大統領は2019年8月27日に日帰りでのロシア訪問を予定しているということだ。
■エルドアンとプーチン、電話会談
エルドアン大統領は今日、ロシア・プーチン大統領と電話会談を行った。大統領府周辺の情報筋によると、電話会談ではシリア・リビアの情勢と二国間関係が議題に上がった。エルドアン大統領はプーチン大統領に対し、シリア・アサド政権によるイドリブ武装解除地帯への侵害・攻撃が深刻な人道危機をもたらしており、この攻撃がシリア和平に向けた努力を妨げていること、そしてトルコが自国防衛の観点で深刻な危機に瀕していると述べた。
■ロシア政府の発表
ロシア政府は電話会談について文書での声明を発表した。声明では、電話会談がトルコの主導により実現したと明らかにされており、内容については以下のように記述されている。
「イドリブの武装解除地帯の情勢を安定させることについて、ロシアートルコ間の協働における問題を話し合った。この地域におけるテロの脅威を取り除き、2018年9月17日に締結されたソチ合意を確かに履行するため、協働をこれまで以上に深化させることが決定された。9月にはアスタナ会議の参加国による第5回首脳会談が予定されており、それを見据えたロシア、トルコ、イランと国際連合の協同による憲法委員会の設立に向けた活動など、シリア和平プロセスのその他の面についても話し合われた。中東情勢と二国間の協働の深化にも言及がなされた」
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( 翻訳者:神谷亮平 )
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