元夫ストーカー殺人事件に閣僚からも非難の声
2019年08月24日付 Hurriyet 紙


クルクカレで、元夫であるフェダイ・バラン(43)によって残忍に殺害され、トルコ国内を震撼させたエミネ・ブルトさん殺害事件に関して、家族・労働・社会福祉省が声明を発表した。

家族・労働・社会福祉省は、クルクカレで元夫によって殺害されたエミネ・ブルトさんについて調査を始めた。当局の発表によると、エミネ・ブルトさんの子供は省の心理カウンセラーらの保護を受けている。

また、彼女の殺人を実行した人物に最も重い刑を科すために、法的諮問役を任じたと発表した。

■省による声明は以下

クルクカレで、エミネ・ブルトさん(38)が元夫によって殺害された事件に関して、ソーシャルメディア、新聞、ニュース上に載った映像、情報を受けて、以下の声明を行う必要性を感じた。

2019年8月18日に生じ、人々に大きな衝撃を与えた殺人事件の後、クルクカレの家族・労働・社会福祉県事務所は即座に事件の調査へと乗り出した。事件を目撃した彼女の娘は近親者の許にあって、当省の心理カウンセラーたちの保護の下にいる。我々は子どもや家族の状況に事件直後から終日関心を払っている。

殺人を実行した人物に最も重い刑を科すために、本省法務総局を通じて訴訟に関与することになる。訴訟の調査や捜査の段階から関与していくために、嘆願書が提出され、この件に関し2名の法的諮問役を任じた。

当件の子どもと近親者たちがこの過程でさらなる被害を被ることがないよう、以前に公開された映像がソーシャルメディアをはじめとして様々な場面で情報拡散していくことは彼らを今一度傷つけることになる。このため、この映像の拡散に関し、皆さんが責任を自覚するよう期待している。

本省は、法的過程、彼女の娘の心理的また社会的状況を最後まで見守っていくということをお伝えしたい。以上、謹んでお伝えする。

■セルチュク大臣「極めて遺憾」

家族・労働・社会福祉省ゼフラ・ズムリュト・セルチュク大臣はこの件に関してツイッターでコメントした。セルチュク大臣は、事件に大きな衝撃を受け、[こうした暴力を]まったく許容しない姿勢で裁判に関与していくつもりであると述べた。

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( 翻訳者:田辺清鼓 )
( 記事ID:47408 )