北シリアへのトルコ・米合同地上軍駐屯、開始へ
2019年09月08日付 Milliyet 紙


トルコ国軍(TSK)とアメリカ合衆国軍のチームは、シリアのユーフラテス川東部で安全地帯の第1段階実現の一環で、初の共同地上パトロールを完了した。パトロールは約3時間続いた。国防省から行われた発表によると、「ユーフラテス川東部の安全地帯設置のためのTSKと米軍の最初の共同地上パトロールは、計画通りに実行された」という。

シャンルウルファ県アクチャカレ郡の東30キロメートルの地点で、トルコ国旗を掲げた戦車6台からなるTSKの車列は、共同地上パトロールに参加するため国境を越え、反対側で待つアメリカ軍の車列と合流した。

TSKと米軍の一団は、国境から(シリアの)タル・アブヤド郊外を南に向かって移動した。パトロール活動へのヘリコプターによる空からの支援も始まり、国境線での陸空の活動が続いた。

国境のゼロ地点での進展を、多くのメディア関係者が追った。

■国防省の発表

国防省から、トルコ国軍(TSK)とアメリカ軍の一団による初の共同地上パトロールが開始されたと発表された。

同省が行った発表によると、以下の通り。

「シリア北部、ユーフラテス川東部での安全地帯設置活動の一環で、TSKと米軍は、陸軍の車両と無人航空機(İHA)も参加する初の共同地上パトロールを、シャンルウルファ県アクチャカレ郡の南、シリア側で開始した。」

■パトロールは完了

TSKと米軍の一団は、シリアのユーフラテス川東部の安全地帯設置の第1段階実現の一環で、最初の共同地上パトロールを完了した。

TSKと米軍の車列がシリアの安全地帯設置に向けて行った初のパトロールは、組織と行動という2つの段階からなっていた。シャンルウルファ県アクチャカレ郡の南でトルコ国旗を掲げた戦車6台からなるTSKの車列は、共同地上軍事パトロールに参加するため国境を越え、シリア側で待つ米軍の車列と合流した。

国境のゼロ地点で一堂に会したTSKと米軍の車列の司令官らは、そこでしばし、行われるパトロールの計画を確認した。軍の車列はその後、約25キロメートルの東のタル・アブヤドの側に向かった。共同の車列は、この方向に対してしばし監視を行い、その後南へ向かってさらに内陸部に移動した。パトロールは、午前10時頃に始まり、約3時間後に終了した。

TSKの車列がトルコ国境に近づいた際、国産のATAKヘリコプターがこの地域を飛行し、トルコ軍を迎えた。

パトロールは、İHAとヘリコプターの支援も受けて行われ、その間、国境線での陸と空からの活動が続いた。

午前に始まったパトロールは、約3時間後に完了した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:47504 )