エジプト:外貨準備高の増加(2)
2019年09月04日付 al-Hayat 紙

■外貨準備高の増加(2)

【カイロ:本紙】

マアーイト財務大臣によると、エジプトは様々な困難に耐え忍び、エジプト経済の信頼を高めるために金利を引き上げることはしなかった。また、財務省は利率を国家予算のうちの15%と設定していたが、ここ数カ月、外国人投資家が国債の利率を20~21%に引き上げる要求が続いたことから、負債コストの負担が増えたという。

財務省は年金基金に対し今年度、1600億5000万エジプト・ポンドの返済を行い、来年度は1700億エジプト・ポンド、再来年度は2300億エジプト・ポンドの返済を目標としており、今後7年間で年金基金へ総額1兆3000億エジプト・ポンドの返済を行う。

またマアーイト財務大臣は、財務省が財政赤字を昨年度の8.2%から7.2%に減らすことを目標としていると述べた。成長率は5.3%から5.7%の間で跳ね上がり始めており、2021‐2022年度の目標は7%到達だという。

さらに同大臣は、エジプトは2019‐2020年度の最初の財政黒字を、昨年度の1040億エジプト・ポンドから1640億エジプト・ポンドまで引き上げることが目標だと指摘し、現行の税制度を改正しないと強調した。税収は歳入の70%にあたり、GDPの14%を占めている。

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( 翻訳者:宮下香純 )
( 記事ID:47579 )