ソマリア:新たな農業プロジェクトにより稲作復活か
2019年09月30日付 al-Quds al-Arabi 紙


■新たな農業プロジェクトが、ソマリアの稲作部門に希望をもたらす。

【モガディシュ:本紙】

農民たちは千ヘクタールもの農地に広がり、ソマリア南部のジョハール(州の行政中心都市)近隣のシェベリ川によって浸された土地に、種もみを散らばせる準備をしている。これ以前の数年間、同地域は気候的・経済的要因によって水田地帯が減少していた。

近年、地元の農民たちはジョハール周辺の村々における稲作の発展を目的とした新たな計画を開始した。同地では、農作に必要な各条件の欠如に加え、同国が見舞われている干ばつを理由に、しばらく稲作が行われてこなかった。豊富な水分や湿潤な気候を必要とする農作物育成に悪影響をもたらす干ばつや低降雨のため、近年同国の水田は稲の生産を中断させられていたのである。

そして現在、数十名の農民を雇用しているダン・ワダグ社が、この必需作物の栽培を再開しようとする計画に着手した。この計画の責任者たちは、フィリピンから持ち込まれた7種の稲を同国に新たに導入することを試みている。現在ソマリアには地元で「ブリース・バルワー」として知られる、IR24とIR22という2品種の稲が存在する。

(後略)

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( 翻訳者:藤垣順気 )
( 記事ID:47670 )